クリスマス

咎人 （✌️×⚔️）

※付き合ってる設定です

クリスマス

⚔️ side

今日はクリスマス

毎年配信があったりで忙しいが

なんとか時間を見つけ、恋人と会っている。

自分とのお出かけの為だけに凄く準備をしてくれた

のだと思うと少し嬉しく感じた。

周りには男女のカップルばっか

こんな普通のカップルが集まる中に居てもいいのだろうか

いつも僕から声をかけるのに

何も言わない僕を気にしたのか声を掛けてくれた

人目なんて気にしていないのか

彼は赤くなった僕の手を握った。

どこまでフッ軽なんだこの人は

自分達のことを見ている人なんて全くいないということくらい

僕だってわかってるはずなのにな

本当はもう少しだけ

少しだけでいいから、もっと一緒にいたい

クリスマスくらい、配信のことを忘れてしまいたい

こういう時くらい、甘えたい

僕だって＿＿

振り返った時にはもう

僕の唇は塞がれていた。

周りを見渡しても、キスなんてしているカップルはいなかっただろう

イルミネーションに照らされて

驚いて見開いた目を閉じてしまうくらい

目の前のものは眩しかった。

今、僕は顔が赤いだろうか

赤かったとしたら、それは

寒いから、なのか

それとも＿