pr嫌われ集

正しい選択

ｺﾝｺﾝｯ

大事な弟が虐められていた

いつも人一倍明るくて

毎日笑顔で、優しくて、元気で

俺の大切な弟

けど、そんな弟が

いじめられており

それが原因で

今は部屋にずっと引き篭っている

最後に喋ったのは

もう半年前くらいかもしれない

また、prにぃって呼んで欲しいな

akと一緒に、遊びたいな

俺は兄弟から嫌われている

双子だったし、同じクラスだった

なのに、akのいじめに気づかなかった

にいちゃん達は全て俺のせい

お前が悪い

そう言ってきた

でも、素直に受け入れるしかなかった

だって、気づけなかったのは事実

俺のせいなんだ

全て、俺が悪かったんだ

俺はいつしか自分に暗示をするかの様に

そう思い続けた

それだけじゃない

俺は、学校にも居場所がない

ﾊﾞｯｼｬｰﾝｯ(水落

冷たい、氷水なのだろう

冬だから余計寒くなってしまう

こいつらはakを虐めてた奴ら

akが来なくなってから

双子という理由で

俺が代わりにいじめられている

いじめは想像以上に酷かった

物を隠されたり壊されたり

放課後は必ず殴られる

買い物などで偶然会っても

路地裏に連れられ、殴られる

おかげで体は痣と傷だらけ

この先どうすれば良いんだろう

学校にも、家にも居場所はない

生きる希望も、見つからない

俺がここで学校に行かなくなっても

どうせいじめのターゲットが変わったり

家族に迷惑がかかる

だから、俺は今日も我慢をする

校舎から出ると、雪が降っていた

少しづつ雪の降る量が増えてくる

そう言えば、天気予報を見てなかった

雪予報だったんだ...ｯ

マフラーも、上着も、手袋もない

朝は暑かったから、薄着だし...

早く帰らないと...ｯ

寒い、震えが止まらない

手が真っ赤だ...

ｶﾞﾁｬｯ...ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

まずい、扉が閉まってる

これじゃあ、中に入れない...ｯ

誰かが帰ってくるとしたら

あと、約1時間くらいだ

無理、1時間も待てるはず無い...

数分で、こんなにも寒いのだから

せめて、座って暖まろう

蹲れば、少しは暖かいはず

にぃちゃん、早く帰ってきて

ｶﾞﾁｬｯ...ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

玄関から鍵を開けようとする音が聞こえた

その音は数秒間続いたけど

すぐにならなくなった

不審者、？泥棒...？

俺はすごく怖くなった

俺って、いつから涙脆くなったっけ

昔は、こんなにすぐ泣かなかった

俺は昔、いじめを受けていた

それから、人が怖くなった

にいちゃん達も、無理

だから、俺は部屋に閉じこもっている

きっと、迷惑だろう

そんな自分に、毎度嫌気がさす

もう、そんな時期なんだ...

あっ、そうだ

窓から玄関覗いてみようかな

あまり見えないが

玄関に誰かがいるのは分かる

でも、大きさ的に子供っぽい...

良かった、怖い人じゃなかった...

誰かが俺の家の前で倒れてる

それって、やばいんじゃ...？

助けたい気持ちはある

でも、やっぱり人が怖い

人に関わるのが、怖い...ｯ

いつまでも、過去に囚われてたら駄目だ

そろそろ、前を向かないと...ｯ

俺は半年ぶりに扉を開けた

ｶﾞﾁｬｯ

目の前には倒れているprにぃ

触るとものすごく冷たかった

氷のように冷えており、温もりなんて 感じ取れなかった

俺はprにぃを背負って家へと入った

出来ることはやった

今はソファーで寝かせてあげている

体温はまだ低い....

それがすごく心配

だから、毛布をかけてあげたり

暖房を強くしてあげたりした

なんで、prにぃは倒れてたのだろう

玄関が、閉まってたから？

でも、みんな鍵を持ってるはず....ｯ

それと、もう一つ理解できない事があった

それは俺がprにぃを背負った時

信じられないくらい軽かった

それに、prにぃの体

よく見たら、痣や傷が酷い

腕を捲ってみたら

痛々しい傷や、赤紫色になった痣

それに、前よりすごく痩せている

俺が部屋にいた間に、何が起こったの？

prにぃの体、まだ冷たい

prにぃは、全てを諦めたかのように

引き攣った顔で笑っていた

俺が逃げたせいで

prにぃが今、苦しんでいる

でも、俺が責任感を感じすぎると

もっとprにぃが苦しんじゃう

だから、解決してかないと

いじめの事も、家族のことも

俺たち二人で、解決してこう

end

無理矢理感凄いね

眠すぎて何書いてるか分かんない

没決定！！