番外編 るな (一生を共に)
おじさん
今日からここが
君の家だよ
君の家だよ
はい…
(ゆあんくん…
大丈夫かな……)
大丈夫かな……)
おじさん
今日は疲れたでしょ
風呂はいって寝な
風呂はいって寝な
ありがとうございます…
…(汚い)
(こんなとこで寝るの……?)
(嫌だ…)
(誰か…助けてッ…)
おじさん
あれ?
おじさん
寝れないのかな
あ、いえ
少し緊張…してて
少し緊張…してて
おじさん
そっか〜…
おじさん
なら緊張ほぐすために
おじさん
おじさんが
マッサージしてあげるよ
マッサージしてあげるよ
え…、?
いえ、大丈夫ですよ
ご主人様にそんなこと……
ご主人様にそんなこと……
おじさん
これはね
おじさんも気持ちよくなれるんだ
おじさんも気持ちよくなれるんだ
そ、そうですか…
なら……
(何されるんだろ…)
おじさん
じゃあ脱がすね
え…
おじさん
ドサッ
いたッ……
なにを……?
おじさん
知らないのか〜
ならハジメテだね?
ならハジメテだね?
ゾワッ……
おじさん
おじさんの
でかいけど頑張ってね
でかいけど頑張ってね
おじさん
じゃあ上から脱ごっか?
ぁ……ッ
いやだ……ッ
おじさん
は?逆らっていいの?
おじさん
ご主人様に?
おじさん
おい!!
ビクッ……
ごめんなさッ……
はいそこまで〜
おじさん
は?誰だお前は!!
おじさん
勝手に入って……
二度と喋んな
バキッ
おじさん
ウギャァアァァァァアアァアァァァアァ!?!?
ほら!こっち
ギュッ(手
あッ…、
一応記憶は消しとくか
大丈夫?
……は、はい
あ、手から血出てるよ
え、あ、ほんとだ…
手当するから
こっちおいで
こっちおいで
あ、大丈夫…です
え、でも
るなこれくらいの傷なら
自分の能力で直せます
自分の能力で直せます
あ、能力使えるのか
そんなの俺にいっていいの?
あなたもそうじゃ?
記憶消すとか言ってたし…
よくわかったね…!
でも……
この傷は
手当させて欲しい
手当させて欲しい
え?なんで……
俺がもっと早く
ついてれば
こんなことにはならなかった
ついてれば
こんなことにはならなかった
せめてもの償い的な
そ、そんなのいいですよ……
いいからいいから
でも…あなたの手が汚れる…
いいよ
大丈夫…るなヨシヨシ
んぇ…名前
さっき自分で
るなって言ってたよw
るなって言ってたよw
そうでしたか……?
覚えてないの?w
覚えてないんじゃなくて
記憶にないだけです!
記憶にないだけです!
同じだよw
違います〜!
ふふッ…
るな…
?
俺のチームに入ってよ
チーム?
まぁ正確に言うと
俺らのだけど
俺らのだけど
入りたい!
え?
るな入りたい!
そして……!えっと…ッ
シヴァ
え……
俺の名前
……!
シヴァさんの
役に立ちたいです!、
役に立ちたいです!、
ありがとう……
凄く嬉しい
凄く嬉しい
でも…ッ
ずっと一緒は
難しいかもね
難しいかもね
え?なんで……
大人には
大人の事情があるのである
大人の事情があるのである
これ以上先は
お金が必要です
お金が必要です
え…
嘘だよ
半分は
半分は
えぇッ…
あははッw
るな可愛い
ッ…//
まぁこんなとこに
ずっと居てもあれだし
そろそろ行こっか
ずっと居てもあれだし
そろそろ行こっか
は、はい!
足元悪いから手繋いどこ
へッ…//は……い
(初めて
優しい男性に出会った)
優しい男性に出会った)
(ゆあんくんとは違う
大きな背中で優しい笑顔だった)
大きな背中で優しい笑顔だった)
(そして暖かい手……)
(これはるなの初恋…?なのかな)
(この人と
一生を共にしたい……)
一生を共にしたい……)
少し大人びたるなの頭に そんな考えが過ぎていった







