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7月7日
今日は転校生が来るらしい。
だから教室がいつもよりザワついている。
高橋 桜音
綾野 琴音
鈴木 彩
高橋 桜音
キーンコーンカーンコーン
ガラッ
先生
先生
先生
高橋 桜音
男子
女子
綾野 琴音
シン…
女子
先生
白野 糸
高橋 桜音
先生
先生
私の隣の席を指す。
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
その糸ちゃんと言う子は、栗色の髪の毛をしていて、少し変わっていた。
日本人なのに真っ白なまつ毛に紫色の瞳。
そしていつも笑顔を絶やさない子だった。
喋ったことは1度もない。
7月10日
先生
白野 糸
高橋 桜音
先生
先生
綾野 琴音
白野 糸
糸ちゃんがこっちを見て微笑んだ。ありがとう、と言われている気がした。
高橋 桜音
自然と頷いてしまった。
昼休み
綾野 琴音
綾野 琴音
鈴木 彩
綾野 琴音
齋藤 愛乃
齋藤 愛乃
綾野 琴音
高橋 桜音
白野 糸
綾野 琴音
綾野 琴音
高橋 桜音
私が止めようとする前に糸ちゃんの胸ぐらを掴もうとした。
スッ
掴もうとした手を鮮やかに避けた。
綾野 琴音
白野 糸
鈴木 彩
齋藤 愛乃
綾野 琴音
高橋 桜音
白野 糸
糸ちゃんは微笑みながら少し頷いた。
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
白野 糸
糸ちゃんはただただ笑い返してくれるだけだった。
でも何故か糸ちゃんの伝えたいことが分かる。
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
私と糸ちゃんはすぐに仲良くなった。友達のいなかった私にとって嬉しくて、大事な友達になった。
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
そして時が経ち
11月2日
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
綾野 琴音
高橋 桜音
綾野 琴音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
鈴木 彩
鈴木が気味の悪いな笑みを浮かべる。
高橋 桜音
白野 糸
トイレ
ギギ…
高橋 桜音
綾野 琴音
綾野 琴音
もうダメだ。刃物なんて出したら私は死ぬ。
運動神経は良くないし反発する力もない。
でも……
絶っっ対に
糸ちゃんは…
高橋 桜音
そう私が言うと同時に糸ちゃんの前に立った。
ジャキッ
高橋 桜音
ポタ…
白野 糸
生暖かい血が頬に触る。
高橋 桜音
初めて笑っていない糸ちゃんを見た。
綾野 琴音
高橋 桜音
死ぬ
バシンッ!!
高橋 桜音
私が切られる前に糸ちゃんが綾野ぶん殴っていた。
高橋 桜音
綾野 琴音
綾野 琴音
鈴木 彩
齋藤 愛乃
高橋 桜音
最低
私の中の何かが崩れた。
怒りで
バシッ
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
齋藤 愛乃
齋藤 愛乃
齋藤 愛乃
バシッ
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
思い切り首を横に振っている。
高橋 桜音
綾野 琴音
高橋 桜音
綾野 琴音
高橋 桜音
白野 糸
いつもの糸ちゃんに戻った。
高橋 桜音
少しして血が止まった。
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
この出来事以来綾野達は構ってこなかった。
時は経ち、卒業する日になった。
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
いつもより力強く微笑んだ。
高橋 桜音
高橋 桜音
薄いピンク色の桜が風に乗って舞う。
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
涙が沢山こぼれてきた。
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
初めて糸ちゃんが喋ったのが聞いた。
その声は懐かしく、安心する声だった。
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
白野 糸
白野 糸
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
高橋 桜音
糸だ