ミンミンミンミンミン⋯
五月蝿い蝉の声が、夏の訪れを 感じさせる。
いつもはあまり好きじゃない夏も、 今年の夏は何故か楽しみに 待っていた。
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僕の名前をtuyと呼んでもらうよう、 学校にもお願いをした。
性別も、名前も、全て
今までが嘘だったことを話した。
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僕はカッコいいなんて 言われたことが無かった。
だから、なんか⋯ 嬉しい
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顔が暑い。 これはきっと、夏の暑さのせいだ。 ⋯と思いたい。
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____死?
なんて答えるわけがないだろう?
僕は自由に幸せに 生きたいのだから。
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こうして、僕らの 逃避行が始まった。