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ヒースクリフ
月涙 “ ルウナ ”
空月 “ アツキ ”
人形のように固まった人達の間を ぬって、ヒースクリフさんの 後についてく。
あと少しで階段の下に抜けれそうな時、ピクリ と兵隊の指が動く。
ヒースクリフ
ヒースクリフ
直後、兵隊たちがいっせいに 動き出す。
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
動き始めた兵隊たちがボクたちを 囲い込む。
月涙 “ ルウナ ”
空月 “ アツキ ”
その時、踊り場の窓から不思議な香りの白い煙が漂ってきた。
ワインのような、クラクラ する 甘い香り。
月涙 “ ルウナ ”
ハッ として顔を上げる。
すると、先程までは誰もいなかったはずの窓辺に青年が腰掛けていた。
優しそうに微笑みながら、どこか 妖しげな色気を漂わせている。
月涙 “ ルウナ ”
シャイロック
ヒースクリフ
シャイロック
シャイロック
シャイロック
ヒースクリフ
ヒースクリフ
シャイロック
シャイロック
青ざめたヒースクリフさんの頬を撫でて、青年はヒースクリフさんの肩越しにボクに微笑みかけた。
シャイロック
シャイロック
月涙 “ ルウナ ”
空月 “ アツキ ”
兵隊
兵隊
兵隊
シャイロックさんは何も言わずにフウ とパイプの煙を吐き出した。
すると、白い煙がプカプカ と漂って、ワインのような甘い香りを部屋中に広げていく。
兵隊たちは酔っ払ったように急に フラフラ し始めた。
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
兵隊
月涙 “ ルウナ ”
空月 “ アツキ ”
あっという間に兵隊はごきげんな顔をしながら、バタバタ と床に倒れてく。
高く足を組み直して、シャイロックさんはパイプから唇を離す。
シャイロック