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〜7年前(小3)〜

リア

……

うーん…あの子いつも机でぼーっとしてるだけだけど、何してるんだろ? お友達…いないのかな…?

(まぁでも、私もお友達いないから…座ってるだけだけどね💦)

…!

もしかして…!

(同じもの同士の子ならお友達なれるかな!?)

(でも声かける自信が…)

(いや…!大丈夫!私なら行ける!きっと…!)

ね、ねぇねぇ…!ひとりでいつも何してるの?

リア

……は?

ひゃ、ひゃい!?ご、ごめんなさい…!

やばいやばいこの子怒ってるよ…! どうしようどうしよう。 怒られせちゃった…!!

リア

え…いや、謝ることないけど

へ…?

(なんだ!怒ってないんだ…!良かった〜)

リア

…あんた、急にリアに話しかけてきて何?

え、えっと…!そのいつも座ってばかりだけど、何してるのかなって思って…!

リア

…確かに座ってばっかりかもだけど、あんたもそうでしょ

み、見られてたなんて…!!(泣)

そ、そうなの〜!同じもの同士だから、気になって〜!(汗)

リア

そうなんだ。まぁ別に特に意味はないけど

そうなんだ…!教えてくれてありがとう…!

リア

…てかあんたもそうでしょ

……えぇ!?な、なんで分かったの…?

リア

…ふふっ。なんてったって、リアは

リア

エスパーだからね

エスパー…!すごいね…!

エスパーって…!冗談とかいう子なんだ…!

でもそのときのリアちゃんは 少しだけ、

(笑ってるような気がする…!)

それから私達は、友達になった。 お互いが初めての友達で、似たもの同士で仲良しだった

リアちゃん!次は何して遊ぶ?

リア

うーん…リアはゲームがいいかな

ゲーム…!私もやりたい!

私の家でよく放課後は遊んでいた

お買い物だってよく2人で行ってた。

今日もここでお揃いの物買わない?

リア

いいね。琴は何がいい?

うーん、これかな…!

リア

可愛い…けどこの前も同じようなの買ってなかった?

た、たしかに…!じゃあ別のにしよう!

リア

いや、琴が選んだのは全部可愛いからこれにしよう。

ほんと…!?ありがとう!

喧嘩なんてそんなことはなかったし、 2人ならどこにいても楽しかった。

でもある時、その関係が全て崩れた。

それは私達が小6になったとき

ねぇねぇ、リアちゃん…!私最近好きなものができたんだよね!

リア

琴に好きなもの…?気になる。見せて見せて

うん…!えっとね、このアイドルヒーローって言うのが好きなの…!

何年も前からあったららしいんだけど、最近話題になって知ったの…!みんな可愛いのに強いんだよ!

リア

…アイドルヒーロー?

うん!そうだよ…!リアちゃんも調べてみt

リア

……アイドルヒーローなんか信じられるわけないでしょ!!

そのリアちゃんの怒鳴り声が教室に響き渡った

…え?リアちゃんごめんね。私なにかしちゃった…?

リア

アイドルヒーローなんて……アイドルヒーローなんて、嘘つきでしかない!!

え…!嘘つきなんて…!酷いよリアちゃん!

リア

酷いって…。琴は私の事信じてくれないの?私は、琴の事信じてたのに

私も信じてるよ…!ずっと!でも今は…!

リア

へぇ……琴。私達縁切ろう。

……え?

なんでお友達やめるの…!?ずっと仲良しだったのに…!

リア

今までありがとう。またね

そういって、リアは私の話なんて聞かず、走って教室を飛び出した

私は、突然なことを受け入れることが出来なくて、その場で崩れ落ちた。

私達は中学生になった。 私とリアちゃんは同じ中学だった為、 とても気まずかった。あんなに仲が良かったはずなのにこんなことになってしまって。

クラスメイト1

ねぇねぇ知ってる?隣のクラスのリアって子、小学生のときあそこの志乃さんと喧嘩したらしいよ?

クラスメイト2

それ知ってる…!噂によると、リアって子が暴れたんだって…!

クラスメイト3

えぇ…やばいやつじゃん!近づかないようにしよ笑

……

リアちゃんの悪口を言う子も複数人いて、喧嘩をしたことで縁が切れてしまったことは事実なのに、今までの思い出があるから、本当は仲良くしたいからか、とても不快だ。

(またリアちゃんの悪口……)

でも私は、リアちゃん以外に友達なんていなかったから、頼れる人なんていない。悪口を聞いても我慢しか無かった。

そして現在。私は志望校に見事に合格したが、リアちゃんは中卒し、高校には行かなかったらしい。

(リアちゃん、元気かなぁ……)

あんなに楽しかった小学校生活がバットエンドで終わってしまったことがとても辛かった。

……ということなんです。今まで黙っててすみません…

いや、謝る必要は無い。むしろ話してくれてありがたいぐらいだ。

愛里紗

今の愛里紗が何か助けてあげたりとか出来る訳では無いかもしれないけど、愛里紗にはいつでも頼ってほしいな〜

紅音

あたしは琴の同級生!学校でも近くにいるから、いつでも話しに来てよ!

皆さん…!ありがとうございます!

だがしかし、そのリアという子について考え込んでいたそうだが、何かあったのか?

あ、それはですね…

この前紅音さんに相談したときに紅音んが”大切な人に認められること”ということを教えてくれたんです。

そこで、私にとって大切な人を考えてみた結果、リアちゃんに繋がったんです。

それで改めてリアちゃんについて色々考えていただけですよ…!

愛里紗

そういう事だったんだね〜!

で、結局だ。琴。

は、はい!

琴は今この状況_

何を望む?

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