雨沢 凛花
あっ…あぁ…
雨沢 凛花
何…で…どうして……
雨沢 凛花
どうして私が…
雨沢 凛花
もう誰にも会えない…
雨沢 凛花
汚れた私を皆に見せたくないよ…
雨沢 凛花
誰にも…会いたくないっ…
雨沢 凛花
死にたい…こんな私、私じゃない…
雨沢 凛花
いっそ消えちゃえば
キイ…
雨沢 凛花
っ……!?
乾 青宗
凛花?
雨沢 凛花
嫌っ…!来ないでっ!!
乾 青宗
(あれ…イザナの言ってたのと違うな……)
乾 青宗
(最初はこうなるんだったっけ?)
雨沢 凛花
もう…私には関わらないっ…で…
雨沢 凛花
もう、死にたいよ……
雨沢 凛花
うっ…どうし…て…
乾 青宗
凛花……
ギュッ…
雨沢 凛花
!?
雨沢 凛花
嫌っ!!放してっ…!
雨沢 凛花
放してよっ…!!放してッッ!
チュ…
雨沢 凛花
んっ!?んんっ…!!
雨沢 凛花
ん~~………((ポロポロ
乾 青宗
ごめん……怖い思いさせたよね…
雨沢 凛花
いやぁ…やめ…て…
乾 青宗
(凄い震えてる…もうきっと男が怖く見えて仕方ないんだろうな…)
乾 青宗
凛花…
雨沢 凛花
もっ…やめっ…て…
乾 青宗
うん…やめる…
乾 青宗
でも…
ギュ
乾 青宗
凛花が落ち着くまでは抱きしめさせて?
雨沢 凛花
っ………
雨沢 凛花
(優し…い……)
雨沢 凛花
(青宗君…なら…いい…のかな…?)
雨沢 凛花
(でも…またレイプされたらっ……)
雨沢 凛花
うっ…うぅ~~~(泣)
乾 青宗
…沢山泣いていいよ…
乾 青宗
辛かったよな………
雨沢 凛花
グスッ…うぅ~…
雨沢 凛花
もっ…誰も…信用出来ないっ…
雨沢 凛花
だからもう生きてたくないよ…
乾 青宗
大丈夫だよ…凛花
乾 青宗
俺は、凛花のこと大好きだよ…
乾 青宗
どんな事があっても嫌いにならない
雨沢 凛花
っ……………
乾 青宗
凛花は俺の「運命の人」だから…
乾 青宗
愛してるよ…凛花
雨沢 凛花
(こんな汚れた私でも…好きでいてくれるの?…)
雨沢 凛花
本当……?私っ…私
乾 青宗
うん…愛してるよ…
雨沢 凛花
ずっと…?
乾 青宗
うん、ずっと何があっても変わらないから…
雨沢 凛花
(温かい……)
雨沢 凛花
(こんな私でも愛してくれるなら……)
雨沢 凛花
(ほんの少しだけ…生きていてもいいのかな……)
乾 青宗
落ち着いた…?
雨沢 凛花
まだ…体に力入らなく…て
乾 青宗
そっか…
乾 青宗
じゃあ今日はずっと凛花の側に居るよ
雨沢 凛花
いやっ…! 今日だけじゃない………
乾 青宗
……凛花?
雨沢 凛花
ずっと…私の側にいて…
乾 青宗
うん…ずっと側に居るから…
灰谷 竜胆
どの口が言ってんだか…
灰谷 蘭
遂にイヌピーも頭おかしくなっちゃったか~(笑)
灰谷 竜胆
いや…笑い事じゃないから
灰谷 蘭
ごめんごめん♡
灰谷 竜胆
取りあえずこれから対応が面倒くせぇな……
灰谷 蘭
大丈夫でしょ
灰谷 竜胆
は?兄ちゃん何根拠に…
灰谷 蘭
イザナが言ってた。
灰谷 竜胆
あぁ~…それは間違いないな…
灰谷 蘭
とにかく俺達も鶴蝶達と合流しよ
灰谷 竜胆
そーだな、兄ちゃんと一緒だとサボりって勘違いされるし
灰谷 蘭
それ、俺に失礼だよな?
灰谷 竜胆
悪い
灰谷 竜胆
あれ、イザナは?
鶴蝶
アイツはどっか行った
鶴蝶
とにかくイザナからは、俺から話をするように指示されてある
鶴蝶
とにかく一旦戻るぞ
灰谷 竜胆
で、話ってなんだよ
鶴蝶
新しい計画の事だ
灰谷 蘭
それって……「凛花」のこと?
鶴蝶
そうだ
鶴蝶
今「凛花」は弱ってる
鶴蝶
精神状態が安定してない今、計画を実行するのに最適な期間だと俺は思ってる
灰谷 蘭
まぁ、確かにね…
灰谷 竜胆
でも、イヌピーはどうすんだ?
灰谷 竜胆
ブチ切れて、梵天抜けるんじゃね?
鶴蝶
そこはアイツの弱みを突けばいい
灰谷 竜胆
『あの事』か?
灰谷 蘭
う~わ、せっこ~♡
鶴蝶
仕方ないだろ、これ以上幹部が欠けて困るのはコッチなんだぞ。
灰谷 竜胆
まぁな…
灰谷 蘭
でもまた『あの事』思い出させちゃったら、イヌピーが正気に戻るまでまた時間かかんじゃん
灰谷 蘭
俺面倒くせぇんだよな~
鶴蝶
そこは仕事だ仕事。
灰谷 竜胆
とにかく、計画実行日までイヌピーをどうにかしろって事か……
灰谷 竜胆
面倒くさ…
鶴蝶
イザナからの命令だ、仕方ねぇだろ
灰谷 蘭
まぁね~…
灰谷 竜胆
とにかく分かった、それで話は終わりか?
鶴蝶
一応な
灰谷 蘭
じゃあ俺達は仕事に戻るから後は頑張ってね~♡
灰谷 蘭
行くよ、竜胆ぉ~
灰谷 竜胆
分かってるって
鶴蝶
………………
鶴蝶
はぁ……
鶴蝶
ったく、イザナ……
鶴蝶
一体何考えてんだ…
鶴蝶
無理に決まってる
鶴蝶
人格を1個体にする……
人体実験なんて………







