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瑞希には妹がいた…?

瑞希には妹がいた…?

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黒神姉弟

♥

19

2023年05月31日

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ぬし

よし、スタート!

椿希

〜〜〜〜〜〜!?

椿希

ーーーーー!

椿希

お………!!

椿希

お……り!!

(どうしようかな…)

椿希

おわり!!!

ハッ…

どうした?

椿希

もぉ、終全然返事しないんだもん

ごめんごめんw

椿希

私こっちだから!

うん!“またね”!

ごめんね、つばち…

た、だいま…です…

おかん

ああ?遅いのよ

ごめん…なさい。

おかん

いいからはやくお金。

はい…

すぐ用意します…

終の親は働かず、

終にお金を貯めさせていた

最低限の学費は払ってやってるのだからと

なんで…私だけなんだろう…

そう、続は溺愛されていた

続は悪くないもんね…

でも、姉がこんな仕打ちを受けてるとは続は全く知らなかった。

まだ、小学生なんだけどな…

とても小学生がやるような事じゃない。

それでも平気でやらせた

終の親は外では良い人風にしている

もう、このお金で家を出ていこう…

椿希ごめんね…

私…もう無理だ…

夜中の3時

お母さんとお父さんは寝てるな…

続にも何も言えてないけど…

“ばいばい”

ハァハァ…

ここまで来れば大丈夫かな、

お金はあってもこの時間に小学生が歩いてるのは問題大アリだ

昔はこうじゃなかったのにな…

お母さんが酒に溺れてから

お父さんもお母さんも変わった

私の名前の由来は…

全て終わってる

何も出来ない

出来損ない

これに対して、続は…

ずっと続く

優秀

なんでも諦めない

ほんとに双子なのかな…

私はこんなに罵倒され続けた、

でも必死でお金貯めたよ…?

報われる日は来ないのかな…

???

そこでなにしてるんだ?!!

???

お母さんやお父さんは?!!

あっ…えっと…グスン

???

あわわわ、

???

な、泣くんじゃない!!

ご、ごめんなさい…

行くあてがなくて…グスン

???

そうかそうか!!

???

じゃあうちに来ないか!?

いいんですか…?

???

もちろんだ!!

???

そうだ!名前を聞いてなかったな!

???

なんて言うんだ?

えっと…終、です

???

そうかそうか!!!

???

終だな!!

???

俺は!!

???

未来のスター!!!

???

天翔るペガサスと書き、

???

天馬!!!

???

世界を司ると書き

???

司!!!!

未来のスター!天馬司!!!!

(すごい元気…)

さぁ!終!家に行くぞ!!

はっ…はい!

ここだ!!!

ほんとは妹もいるんだがな

いまは入院中だ

妹さん、体弱いんですか…?

ああ、そうなんだ

そんなことは置いといて!!

入るぞ!!

わっ、分かりました

おじゃま、します…

母さん!父さん!

お客さんだぞ!!

司の母

はいはーい、

司の母

こんにちは

こんにちは…

司の母

司から色々聞いてるわ

司の母

大変だったのね

あっ…はい…

司の母

帰る場所がないなら当分の間ここに居ればいいわ

司の母

司も咲希も喜ぶでしょう

そ、そんな、!

悪いですよ…

司の母

いいのよ

司の母

空き部屋もあるもの

司の母

自分の家だと思ってゆっくりしてちょうだいね

それじゃあ…お言葉に甘えて…

こんな感じで私は無言で家を出て

優しい天馬家に迎えられた

2年後

おねーちゃーん?

おにーちゃーん?

私は天馬家の一員として過ごしていた

もちろん、今も

(私は、恵まれてるなぁ…)

ここで、私が居なくなった時の

家の状況を見に行こう

私は続と椿希にまた会えることを祈ってる、無言でいなくなっちゃったからちゃんと謝りたい

ふぁぁぁ

朝か

学校行かねぇと

あれ、いつもの怒鳴り声が聞こえねぇ

終どっかいったんかな

おはよう

おかん

あら続おはよう

…終は?

おかん

私は知らないわよ?

いつもならこの時間には起きてんのに

俺朝飯要らんから

学校行ってくる

おかん

あら、そうなの?

おかん

気をつけて行ってらっしゃい

嫌な予感がする…

タッタッタッ

まだ、門が開いてない…だと?

じゃあ終は!?

どこいったんだよ…!

俺はすごく焦ってた

もう頭の中が真っ白だ

でも、それは半日で収まった

(そのうち、帰ってくるだろ、)

椿希

ねーねー!

椿希

つーくん?

椿希

終しらない?

椿希

もしかして風邪かなにか?

おう、熱だ

(こいつに無駄な心配かけさせちゃダメだ)

(ただでさえ心配性なんだから)

数週間後

椿希

先生…?

(さすがにもうごまかせない)

(いや、おかしくね?)

(終は1人でもなんとかなる)

(俺は何を心配してんだよ?)

(とりあえず廊下に行こう)

(頭冷やさねぇと)

嘘だ!!!

ビクッ

今の声…椿希だよな…?

椿希

タッタッタッ

椿希

ドンッ

なにしてんだよ

椿希

椿希

つ、つーくん…

椿希

ごめん!

椿希

タッタッタッ

お、おい待てよ!(クソデカボイス

(さすがにもう隠しきれねぇか…)

椿希はその日から学校に来なくなった

次の日も

その次の日も…

(終、どうしちまったんだよ…)

でも、ひとつだけ言えることがあった

終は絶対幸せな生活をしてるだろう

俺はそれを

願う

ことしかできなかった

まだ小学生のガキにできることがなかったからだ

大きくなったら絶対みつけてやるからな

まってろよ

俺はそう決めた

ぬし

うわぁ

ぬし

いつもの2倍じゃーん

ぬし

でもこれは1話で収めたかったんだ!

椿希

許してあげてね☆

ってことでまたね!

ぬし

またね

瑞希には妹がいた…?

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