ほんっとにこの人は
どうしてこんなにも罪な男なんだ
紫耀
パンケーキを食べているだけで どうしてこんなにも可愛いの?
○○
紫耀
○○
紫耀
○○
紫耀
廉
△△
△△
紫耀
紫耀は私に 『また!』 と口パクで言ってきた
廉
廉
紫耀
紫耀がふきだした
廉
△△
○○
紫耀
廉
△△
○○
そりゃ、紫耀はモテるし 女の子なんて選び放題だよね
私なんてただの幼なじみ
廉
○○
△△
紫耀
廉
どういうことだ…
紫耀の好きな人……
誰かな?
自宅
紫耀とおそろいのクローバーの しおりを眺める
○○
明後日紫耀がうちにくる
なんでだろう?
○○
紫耀の好きな人…
これまで、紫耀に彼女が いたことは何度かあった
その度に辛かったけど、 紫耀は毎日一緒に 登校してくれていた
幼なじみの特権 いつものくしゃっとした笑顔付きで
昔は私に友達なんて1人もいなくて
唯一構ってくれたのが 紫耀と△△だった
薄暗くて恐怖でしかなかった この家も
このしおりがお守り代わりだった
ガチャッ
お父さん
○○
○○
お父さん
○○
お父さん
○○
ガチャ
お父さんが部屋から出た
私のお父さんはお母さんの命日に 毎年帰ってくる
幼稚園のころ お母さんが病に倒れた
幼かった私は記憶が曖昧だが それで父が心ここに在らずという 状態になっていったのは わかっていた
私も物静かな子になっていった
でも、紫耀に出会って変わった
いつも私を照らしてくれるのだ
△△も、いつも私を守ってくれる
2人が変えてくれたのだ
翌日
△△
○○
廉
○○
△△
廉
○○
○○
女子
女子
女子
女子
女子
△△
○○
○○
△△
仲間とハイタッチして またあの笑顔を見せていた
女子
女子
体育館のドア周りに張り付いてる 大勢のファンを見て思う
私なんか釣り合わない
幼なじみっていう立場なだけ すごくありがたいものなんだ
ふと紫耀に視線を向けると
バッチリ目が合ってしまった
紫耀
ほんっとにこの人は
もう、どうしようもない
またあの笑顔を向けるから
私の顔は今多分真っ赤で
紫耀のせいで心臓が バックバクだ。
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