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生徒達
生徒達
生徒達
ガヤガヤうるせぇ教室。
適当に椅子に座りながら、机に突っ伏す。
零
生徒達
生徒達
好き勝手言いやがって。
――別に、なんもねぇし。
そう思ったとき。
零
なんか、嫌な感じがした。
顔を上げる。
窓の外。
隣の校舎の廊下。
……いた。
生徒会長。
こっち見てる。
一瞬、目が合った気がして。
すぐ逸らした。
零
なんだ今の。
気のせいだろ。
そう思って、また机に突っ伏す。
けど。
妙に落ち着かない。
昼休み。
生徒達
生徒達
騒ぐやつらを横目に、教室を出る。
腹減った。
階段を降りて――
曲がった瞬間。
他校の生徒達
零
見覚えある顔。
他校のやつら。
前にちょっと揉めた連中。
他校の生徒達
零
めんどくせぇ。
零
他校の生徒達
囲まれる。
はぁ、最悪。
他校の生徒達
腕を掴まれた、その時。
朔
低い声。
一斉に空気が変わる。
他校の生徒達
振り返ると。
朔
いつの間にか、そこに立ってた。
生徒会長。
朔
他校の生徒達
露骨に顔をしかめる相手。
他校の生徒達
舌打ちして、去っていく。
あっさり。
零
なんだそれ。
助かった、のか?
朔
横から声。
零
朔
それだけ。
……それだけかよ。
零
思わず振り返る。
零
朔
即答。
嘘くせぇ。
零
さっきの。
あの視線。
朔
少しだけ目を逸らす。
図星かよ。
零
冗談半分で言ったのに。
朔
零
空気、変わった。
朔
零
朔
距離が近い。
昨日と同じ。
逃げようとしたのに、足が止まる。
零
なんだよ。
この感じ。
零
朔
あっさり。
朔
またそれ。
零
朔
少しだけ、口元が緩む
――初めて見た。
こいつの、そんな顔。
零
朔
全然ダメージなさそうな声。
そのまま、すっと手を取られる。
零
朔
指先。
さっき掴まれたとこ、赤くなってる。
零
朔
軽く引かれる。
朔
零
朔
当然みたいに言うな。
零
朔
零
朔
即答。
ムカつく。
のに。
振り払えなかった。
零
小さく呟く。
そのまま歩き出す背中。
朔
淡々とした声。
でも。
朔
どこか確信してるみたいで。
――なんなんだよ、こいつ。
引かれてるだけなのに。
少しだけ。
心臓が、うるさかった。
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