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陽依『 イ ル ミ ネ ー シ ョ ン ?』
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
卯月 詩乃 (うづき しの)
卯月 詩乃 (うづき しの)
イルミネーションかぁ、と 心の中でため息をついた私。
もうすぐ高校生が終わる。
このクラスで お別れ会をするのだが、
こういう。。 みんなでどこか行く、 というのが私は嫌なのだ。
だが私は ハッキリと言葉に しないため、 今親友の詩乃(しの)や その他女子たちに 猛烈なアタックを受けている。。。
卯月 詩乃 (うづき しの)
卯月 詩乃 (うづき しの)
女子A
女子B
女子B
イルミネーションには、 『 聖なる鐘』があるんだ。
それを好きな人と鳴らすと。。。
女子たち
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
卯月 詩乃 (うづき しの)
女子たち
暁 陽依 (あかつき ひより)
私がため息をついていると、 詩乃が肩をつんつんしてきた。
卯月 詩乃 (うづき しの)
詩乃が帰り越しにそう囁いた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
私、暁 陽依は、 霜月 凪音という男が、
非っ常ぉぉぉぉ!!!!に 憎たらしいっっ!!!
なぜか小学校から腐れ縁だし、 なぜか一緒に帰ろうとか 誘ってくるし、 なぜかちょっかい出してくる。
もぉぉ。。なんでなんだか。。
あれから1週間が過ぎ、
いよいよ明日が クラスお別れ会の日だ
何か用事をつけて休もうと 思っていたが、 霜月が当日一緒に行こうと言うので 休めなくなってしまった。。
暁 陽依 (あかつき ひより)
ピロンッ
通知の音がやけに明るく 聞こえた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
そう決めて、私は学校に向かって 歩き出した。
卯月 詩乃 (うづき しの)
暁 陽依 (あかつき ひより)
そう詩乃に挨拶して、 ふと黒板あたりを見ると、
霜月と葉月(はづき)さんが なにやら話している。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
あれ、なんで私霜月のことばっか 考えてんの
ただの幼なじみなのにな
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
自分の頬を思いっきりつねって、 霜月のことは考えないようにした。
授業が始まると、 私のカバンの中にあるスマホが ピコンッと鳴った。
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月からLINEだった。 今日の私の様子、見られてたんだ。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
うわ何コイツ優男じゃん どーした
いつもこんなこと言わないのに
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
ぎゅぅぅうぅぅん
うわ何コイツいつもこんな 優しい言い方じゃねーじゃん!
それに何今のぎゅぅぅぅんて なんか心臓バクバクするし なんだこれ もーヤダ!!!!!
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
なんだったんださっきの。。
なんていうか、
初めて、
アイツに
ぎゅぅぅぅぅぅん ってなった
気がする
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月の席をちらっと見た
霜月と目が合い、 霜月はこっちに小さく手を振る。
私は思わず振り返す。
ハッと我に返り、 すぐ黒板に目を戻した。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
女子たち
暁 陽依 (あかつき ひより)
下校時間になり、教室から みんなが出ていく。
私もカバンを背負って、 階段を降りた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
階段を降りて、 ちょうど倉庫がある 階まで 来た時だった。
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
暁 陽依 (あかつき ひより)
私は物陰に隠れる。
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
葉月 愛里菜 (はづき えりな)
葉月さんは走って 階段を降りていってしまった。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
葉月さんが、 "振られて良かった"なんて。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
私はゆっくりと物陰から 顔を出し、霜月の方へ行った。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
なんとか故意に聞いてないことを 証明するため、言葉を重ねた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
しばらく2人で立ち尽くし、 沈黙が続いた。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
翌日、お別れ会の日。
霜月と一緒に、 クラスお別れ会の待ち合わせ場所へ 向かった。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
卯月 詩乃 (うづき しの)
卯月 詩乃 (うづき しの)
暁 陽依 (あかつき ひより)
男子たち
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
弥生 奏 (やよい そう)
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
女子A
女子A
男子たち
暁 陽依 (あかつき ひより)
女子A
イルミネーションスタッフA
イルミネーションスタッフA
女子A
見上げると、 "ぜんりゅうイルミネーション" という電飾が 目に入る。
卯月 詩乃 (うづき しの)
暁 陽依 (あかつき ひより)
私が思っていたよりもずっと、 イルミネーションは綺麗だった。
色とりどりの電飾が、 あたりを彩っている。
男子たち
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
女子B
女子たち
男子たち
イルミネーションスタッフA
暁 陽依 (あかつき ひより)
女子A
そう話していると、 突然後ろから声が聞こえた。
男子A
女子C
クラス全員が 一斉に2人のことを見た。
卯月 詩乃 (うづき しの)
女子たち
私は霜月に話しかけた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
男子A
男子A
男子A
クラス全員
男子たち
イルミネーションスタッフA
女子C
男子A
女子C
クラス全員が息を飲んだ。
女子C
女子C
クラス全員
クラスが号泣。
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
2人が聖なる鐘を鳴らす。
カラン。。。カラン。。。
女子たち
卯月 詩乃 (うづき しの)
イルミネーションスタッフA
イルミネーションスタッフB
それから私たちは、 イルミネーションを隅々まで 回った。
そして、あっという間に 解散の時間。。。
卯月 詩乃 (うづき しの)
卯月 詩乃 (うづき しの)
男子たち
女子A
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
卯月 詩乃 (うづき しの)
女子B
卯月 詩乃 (うづき しの)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
卯月 詩乃 (うづき しの)
女子A
私は詩乃たちに軽く手を振り、 歩き出した。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
弥生 奏 (やよい そう)
男子たち
おお、鐘の紐って、 意外と高い位置に あるんだけど。。。
さっきは遠かったから 分からなかった。。。
暁 陽依 (あかつき ひより)
そう、実は私、 今まで言ってなかったが、
背が小さいのだぁぁぁ!!(泣)
えーと。。確か。。高3で150。。 くらいだったと思う。
暁 陽依 (あかつき ひより)
ぱしっ
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
紐を掴もうとする私の手を、 霜月がぱしっと掴む。
暁 陽依 (あかつき ひより)
あーーー、 ムカつくコイツーーー!!
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
あ、いつの間にコイツ 私よりだいぶ背が高くなってる。
小学校中学校、 私と同じくらいの 背丈だったのにな。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
。。!てか手!!掴まれたまま!!
暁 陽依 (あかつき ひより)
陽依は手を振りほどいた
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
私はこの場にいるのが 妙に恥ずかしく、今すぐに 帰りたかったのだ。
周りそういう人達しか いないしっっ!!!
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
手首をそっと掴まれた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
私は思わず振り返る。
いきなりの事だったので、 我ながら間抜けな声が出た。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
そっと顔を上げると、
いつになく真剣な霜月の顔。
その顔はライトアップに 照らされていて、 心做しか 耳まで真っ赤な気がする。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
。、?ええと、これって。。、? 幼なじみ的?な?すきって こと、なの?
霜月が黙って 私を見つめてくるから、 目を逸らせずにいた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
10秒ほどの沈黙。
霜月が口を開いた。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月が、少し目を逸らし気味に 言った。
。、。!!!!、 そういう、ことか、。 恋愛、対象?ってこと。、だよね
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月の顔がさらに赤くなる。
掴んでいる手とは 逆の手で、 霜月は自分の顔を覆う。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
つられて私の顔も 赤く熱くなるのを感じた。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月は申し訳なさそうに 言った。
。。!それは違う。!
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月が目を見開いた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
言葉が出てこなくて、 必死に頭をフル回転させる。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
掴まれている手首に 少し力が入った。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
そう私が言い終わった途端、 霜月がガクッと崩れ落ちた。
暁 陽依 (あかつき ひより)
引っ張られて私も 崩れ落ちてしまう。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
すると、霜月が急に バッと立ち上がった。
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月は私の手をぎゅっと握った。
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
霜月 凪音 (しもつき なぎと)
暁 陽依 (あかつき ひより)
暁 陽依 (あかつき ひより)
ーーーーーーーーー
カラン。。カラン。。
ねぇ、知ってる? イルミネーションの ジンクス。
イルミネーションには 聖なる鐘があって。。
それを好きな人と一緒に 鳴らすと。。
愛が約束 されるんだってーーー。
ーーーーーーー。
Fin