俺を置いていくな
維
ッ...ポロポロ
万次郎
ボソッ 三途、やれ
春千代
ボソッ はい ドスッ
維
あッ...バタッ
万次郎
そのまま、あの部屋に連れてけ
春千代
はい
春千代
(ホイッ 軽ッ。ちゃんと食ってんのかよ
春千代
(此奴も報われないな〜
ボスなんかに気に入られちまって
ボスなんかに気に入られちまって
維
ポロポロ
春千代
ッ...此奴、気絶してんのに泣いてんのか?
春千代
チッ仕方ねぇな
春千代
ポイッ
維
バタッ
春千代
悪ぃな。これもボスの命令なんだ。
春千代
潔く、堕ちてくれ
春千代
プスッ💉
維
あぅッ
数分後
維
パチッ
維
あれ...俺、確か万次郎と一緒に
維
ッ...あの時、償うって言っちゃったッ
維
誰か来る前に逃げなきゃッ
維
ガシャン
維
ッ...何?これ、鎖ッ?
ガチャ
維
ヒッ...
万次郎
起きてたのか。維
維
ま..万次郎。どうしてこんなッ事するの?
万次郎
俺は、ここ数年。ずっと1人だった。
万次郎
あの日、お前が逃げなければ。ガシッ
こんなことには
こんなことには
維
違うッ。俺のせいじゃないッ ガリッ
万次郎
ッ...へぇ
万次郎
お前、そんな事言えるようになったんだ
万次郎
俺に向かって
維
ッ...と..とにかくこの鎖外せよ
万次郎
無理だ
万次郎
鎖を外せば、お前は逃げるだろ?
維
当たり前だッ!!!
維
こんなとこに監禁されてッ
維
こんなの間違ってるッ
万次郎
間違ってる?
万次郎
勘違いするなよ。俺はお前を愛してる
万次郎
大好きなんだ
維
だったらッ!!!
万次郎
だからこそ。お前を逃がさない
万次郎
ここ一、二週間
万次郎
楽しそうだったな〜
万次郎
俺を置いていったくせに
維
ッ...
維
もしかして、ストーカーしてたのって
維
万次郎なのかッ?
万次郎
そうだよ。ずっとお前を見ていた♡
維
ッ....
万次郎
部屋に監視カメラも付けたんだ♡
維
こんなことする、お前なんか嫌いッ
維
嫌いだッポロポロ
大っ嫌いだッ
維
ハァ..ハァ..
維
(この部屋、暑くなってきたッ
万次郎
そろそろ、効き始めて来たか
維
何ッ?何か入れたのッ?
万次郎
媚薬ってやつだ
維
お前ッ
万次郎
言葉で言っても、分からない馬鹿には
万次郎
身体から教えこまないと
万次郎
ダメだよな〜?
万次郎
なぁ、維?
維
ッ...
万次郎
俺、お前に酷いことばっか言われて
万次郎
悲しいんだぜ?
万次郎
慰めてくれるよなぁ?
維
ポロポロ
維
やッ優しくッして
万次郎
お前が暴れなければ優しくしてやろうと思ったが、お前に引っ掻かれたし
維
ッ...ごめん。ごめんなッさいッ
維
謝るからッ許してッ
万次郎
安心しろ。じっくり壊していってやる
維
ッ.....