母
茜
母
茜は私の遺書をお母さんに見せた。
お母さん、茜、ごめんなさい。自殺しちゃった、ごめんなさい。でも、辛かったの。学校ではいじめられていたの。でも、誰にも言えなかった。ネットとか見たかったけど、見れなくて居場所がなかった。
お母さんは無言で目を見開いていた。
月曜日、学校に行ってみた。
自分の席だったところに座ってぼーっとしていたら、親友だった華菜が来た。
華菜
華菜がたまにこっちを気にしている気がするけど、気のせいだろう。
先生
先生が入ってきて、出席をとって、1限目が始まる
私は誰にも見えないけど、席に座って暇している。
なぜか、私の方をよく華菜が見るんだけど、他のものを見ているのかな?
だって私『見えないし』
先生
ずっとキョロキョロしていたので、先生は華菜を注意した。
華菜はこう言った。私は驚いた。だって、
華菜
『ここにいるんです_。』
先生
いじめっ子1
いじめっ子2
他のクラスの人たち
華菜
先生とクラスメイトはメチャクチャに言いまくった。
華菜は悔しそうに俯いていた。
でも、なんで華菜は、
私のこと見えるの?
先生
華菜
あたしは華菜。美琴の親友。で、今は放課後。指導室に行くところ。
ガラガラ
華菜
先生
先生
先生
先生
______________
先生
華菜
先生
華菜
華菜
華菜
先生
だめだ、このクソジジイ教師何っても聞かんわ
華菜
私は先生の言葉を待たずに早足で校門へ急いだ。
華菜
美琴
華菜
美琴
華菜
他の生徒
美琴
華菜
あたしは美琴の隣の家で帰り道もほぼ一緒。だからいつも一緒に帰ってた。
こうやってまた一緒に帰れるのが嬉しい。