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まぁる。
まぁる。
プロローグ
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大丈夫!!**はずっと俺の隣にいるよ!! 安心してねっ!!
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前を歩いていた優のところまで走り、隣に並ぶ。
坂田 優
坂田 優
坂田 優
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坂田 優
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と、歩きながら靴の中を探る。そしてスマホを手に取った。
坂田 優
坂田 優
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昨日、真冬くんとLINEしてる時に教えて貰ったんだよね。転校生のこと
坂田 優
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坂田 優
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そう言いながら、優の手を引く。、おわっ!!!なんて言いながら私に連れられる優。
こんな優が、何故か可愛く感じてしまって__。
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と、クラス全員に聞こえるように挨拶する。いつものように皆が おはよ~って返してくれる。
…でも、いつもの皆とは。少し違った。
モブ
モブ
…今日の話は転校生で盛り上がっていた。いつもの皆の倍くらいテンションが高かった。
…いつもの私なら。私もテンションが上がっていただろう。…でも今回は。何故か嫌な予感がする。
だから素直に喜べない自分がいる
まふ君
と、自分の席から手を振るまふ君。…んん~可愛い!! 小動物みたい!!
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坂田 優
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いや、いつからいたんだお前は()しかもハモったんだけど…。
そらる
と、冷たい視線を向けるそらる。…煩いわ()
浦田
せんら
なんて、浦田に後ろから注意を受ける。なんだ皆して!!あーだこーだっ!!!
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坂田 優
と、共に席に座る。あ、因みに私と優の席は隣同士。変な奴となるよりいいんだけどさ。
しま
まふ君
なんて、そこら辺からおばさん同士の会話が聞こえるのは幻聴か何かかな?()
そらる
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なんてふざけながら返すと、そらるから腹パンを喰らう。
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そらる
いや、なんで疑問系なの!?ねぇ!?()
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坂田 優
そらる
と、自分の席に消えていくそらる。…なんで来たんだあいつ。
先生
先生
先生
という先生の言葉と共に開かれる教室の扉。
その奥から出てきた男子生徒。
星
その言葉と共に静まり返る教室。
いや、ナルシストかこいつ!!!!
**
**
と、隣の坂田に声をかける。
坂田 優
お前もか。いや、なんか嫌なんだけどあいつ。
先生
先生
**
バタンッと音をたてながら立ち上がる。
なんで私の後ろなんだよ!?ねぇ!!!
しま
坂田 優
もう何も言いたくなくなり、静かに席につく。
私死にたくないよおおおおおおお()
星
と、席に着いた星くんに言われる。
**ちゃんやめろ。 **ちゃん言うな。
**
目も合わせず言うと、
星
なんて言われる。
これは完璧なナルシストですね。嫌いです。うああああ…。
坂田 優
**
ため息混じりにそう呟く。
後ろから鼻唄がきこえてくるのは空耳だろうか。
**
今日一日中あのナルシストマンに付き合わされたァ。 キモイしキモイ()もう嫌じゃあああああああ
坂田 優
**
なんて叫ぶと、隣で坂田が大爆笑。てめぇ…。お前だって星斜め後ろやろ!?
この気持ちわからんのかあ
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と、ため息をつく。重い重い足を動かす。
_in家_
**
と、家の扉を開けるとキッチンの方からおかえり~ なんて明るいお母さんの声が聞こえる。
今日は明るい…日なのかな…? 今日も_。
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と、お母さんに聞こえる程度の声で言う。ゆっくりと階段を登る。
ガチャと音をたてるドア。パッとベッドに寝転がる。
**
いつ、からかな。皆に"嘘をつくようになった”のは。
3年、前…?私が歌い手を始めた頃かな。
あの頃から。…壊れ始めたんだ。 ”家族関係”が。
私が中学校入学早々。お母さんとお父さんが喧嘩しちゃって…離婚したんだ。…それから。
お母さんの様子が可笑しくなった。…何かお母さんに都合の悪いことがあれば…。 私に八つ当たりするようになった。
私は頑張ってるのに、どうもならないのに。私を蹴ったり叩いたり。
**
無意識のうちに流れる涙を拭う。
**
と、心を落ち着かせる。
皆にバレちゃいけない。特に優には。…私は”嘘をつく”いつバレてもおかしくない。この”儚い嘘”を__。
お母さん
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ヤバ…寝てた…。早く行かないと…!!
ダッダッダッと、階段をかけ降りる。…階段を降りた所にお母さんが立っている。
最後の階段を下りる。…お母さんの顔が…暗い。
…くる。
ドコンッ
頬を叩かれ、弾き飛ばされる。
**
お母さん
…ごめんなさい。本当に、ごめんなさい。
**
頬が痛みを覚える。頬がピリピリする…。
お母さん
そう吐き捨てて、その場から消えるお母さん。
叩かれた頬を擦りながら立ち上がる。ゆっくり、リビングへ移動する。
お母さんは何処へ行ったのか、リビングにはいなかった。
**
食卓には、まだ湯気がたっているご飯。そして…
私が大好きなハンバーグなどが並んでいた。頬を叩かれ、頬の内側が切れたのか、少し血の味がする。
…でも。
**
どうして、こんなにも…。 ご飯がおいしいのだろうか_。
ご飯終わった
**
短くそう呟いて、食器を下げる。蛇口から冷たい水を出す。
**
しばらくして食器を置き、部屋に戻る。
その日は眠たかったのか、今日は早く寝た。
_NOside_
_夢_
__貴方は何で笑ってるの?
**
_貴方は何で自分に正直にならないの?
**
_貴方は何で嘘をつくの?
**
男の子
1人の男の子のおもちゃを取る集団
男の子達
男の子達
それを見つめる1人の女の子。
女の子
その女の子は、その集団を止めに入った。
男の子
おもちゃを取られ、泣き出してしまう男の子。
男の子達
男の子達
男の子達
女の子に飛んでくる拳。…女の子はその場に倒れこむ。
女の子は引き下がらない。泣きもしなかった。
…ただ、目に涙を移すだけ。
女の子
力強く言う女の子。
男の子達
女の子
立ちながら言う女の子。目に溜まった水を拭いつつ、反論を述べていく
男の子達
と、怒鳴り散らかす集団のボス的な子。
女の子もさすがに頭にきたのか、苛立ちを覚えていた。
女の子
男の子達
女の子の迫力に黙りこくる集団。
男の子達
と、女の子におもちゃを押しつけ、逃げていく集団。…女の子はそっと泣いてる男の子に近づく。
男の子
…なんと女の子の頬は青くなり、腫れていた。
女の子
と、男の子におもちゃを返す女の子。
その瞬間男の子に笑みが戻る。
男の子
涙を拭い、ニコッと笑う男の子。
女の子
男の子と女の子は、一緒にあそび始めた。笑みを浮かべながら、楽しいねって。
女の子
女の子
男の子