TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ほっこり短編集です⭐︎

💜🧡

どうぞっ!

新年を迎えたある日

私達はそれぞれのタイミングで 実家から東京へ帰ってきた

桜花

んー!!美味しくできた!

序盤にシェアハウスに到着したのは私と美咲

美咲

うん。美味しい

帰省して美咲と久しぶりの食卓 だったけど

少し美咲の様子がおかしい

桜花

美咲?大丈夫?

美咲

え?何が?

桜花

喉つっかえる?
気持ち悪いの?

美咲

え?

美咲

何さっきから、

やっぱり美咲の様子が変

いつも美味しそうに沢山食べるのに

今日は笑顔も浮かべず ぼーっと箸を握っている

食べても飲み込むのに 時間がかかりすぎている

桜花

具合悪いの?

美咲

いや、食欲ないだけ...

桜花

一旦箸置きな。

桜花

無理に食べても
気持ち悪くなっちゃうよ

美咲

ごめん、

桜花

んーん?

桜花

大丈夫だよ

美咲

みーの好きなメニュー
にしてくれたんでしょ、?

桜花

あ、ばれた、?笑

美咲

ごめん、

桜花

いいって言ってるじゃん。

桜花

ちょっと待っててね。

美咲

え、

おこらせたよね...

急にどっか行っちゃった...

美咲

どうしよ、

私が立ち上がった途端 美咲は罪悪感からか また箸を動かし始めた

   

桜花

おまたせー

スッ、

美咲

え、

私は箸を取り上げた

桜花

無理しないで。

美咲

...

桜花

ヨシヨシ

桜花

ごめんね。気づけなくて

私は急いでむいたリンゴとみかんを渡した

美咲

え、?

桜花

食べれそうに
落ち着いたらこっち食べな。

美咲

ありがとう、桜花

桜花

んーん。

桜花

大丈夫だよ。

美咲

ちょっと、あっち座ってる。

桜花

まだ無理そう?

美咲

ん、

美咲

ちょっと...

美咲

気持ち悪くなりそう、

桜花

わかった。
フルーツ冷やしとくね

私は食卓に並ぶ食べ物にラップをして 美咲の隣に座った

桜花

どうした?

桜花

なんかあったん?

私は隣に座って美咲の背中をさすった

美咲

いや、何も...

桜花

じゃあ、なんで?

美咲

食欲ない日なんて、
みんなあるでしょ...

桜花

いや、あるけど。

桜花

帰省してる間になんかあった?

美咲

え、?

美咲

な、なにもないよ

美咲

実家帰ってる間に
胃が小さくなったのかな、笑

桜花

でも、あんなにいっぱい
写真見せてくれたじゃん

美咲

いや、

美咲

それは...

桜花

美咲がご飯食べれないなんて
何かあったんでしょ?

絶対何かある

根拠はないけどそう思う

美咲

...

沈黙が続いた

だが、私の思い込みか 美咲の目が少し潤んでる気がする

美咲

さみしい...

桜花

ん?

美咲

久々に帰って、

美咲

ままと、ぱぱに会ったら...

桜花

会ったら?寂しくなった?

美咲

コクリ

美咲

不安になっちゃった....

桜花

だからご飯
食べれなかったのね。

美咲

ん、

桜花

そっか。

美咲

でも、もう怖くない...

美咲

平気だよ

桜花

本当?

桜花

桜花には全然
平気に見えないけど?

東京に来ればいつものメンバーがいる

それは美咲もわかっているはず 誰よりも美咲はみんなが大好きだから

桜花

しばらく桜花と一緒に寝よ

桜花

美咲の不安だなって
寂しいなって
気持ちが和らぐまで

美咲

いいの、?

桜花

もちろん!

桜花

美咲大好きだもんね。
ママとパパのこと

美咲

ん、

美咲

大好き、

桜花

きっとままもぱぱも
喜ぶよ。

美咲

ん、

桜花

よしっ!

桜花

じゃあ、映画でも見よっか!

桜花

美咲が好きな〇〇!

美咲

え、?DVDないでしょ?

桜花

んーん!

桜花

じゃーん!

美咲

持ってるの?

桜花

桜花のパパが貸してくれた!

美咲

一緒に見たい、

美咲はやっと笑ってくれた

桜花

フルーツとコーヒー
置いておくから
食べれそうなら食べてね

美咲

ありがとう桜花

桜花

どういたしまして!

桜花

さぁ!映画見よー!

美咲

うん。

美咲

コテッ

桜花

わっ、

映画を見始めて30分

美咲が私にもたれかかってきた

桜花

笑笑

桜花

疲れてたんだね。

私はブランケットを美咲にかけた

桜花

あ、気づかなかった。

桜花

フルーツ食べてくれてる

私が映画に夢中になっている間に 少しではあるがりんごを食べてくれていた

桜花

早く食欲戻るといいね。

桜花

痩せちゃいそうで心配だよ

私は彼女の頭をそっと撫でた

桜花

いつでも一緒にいるからね。

end

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚