オークションで買った男の子、顔面偏差値高すぎます。

オークション開催当日。

流石に恐竜のパーカーでは 浮いてしまうので、

今日は依頼をする時に着る 黒いパーカーだ。

フードを深く被り、会場へ 入るために足を進めた。

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…、( 人混み

入ると、広い会場が埋まるほど 人で賑わっていた。

ふと、思ったことが。

そこまでは依頼内容に 書かれてはおらず、

聞いておくべきだった、と 後悔していると、

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…！！( 拍手

闇オークションが始まった。

ｶｼｬｯ…、( 撮

居心地が段々と悪くなり、

情報収集もある程度 できてきたので、

帰ろうとすると、

司会者が気になる言葉を 口にした。

そして、司会者の指す方には___

檻の中で体を震わせて怯える 男の子がいた。

"このまま帰るのはダメだ。"

俺の本能が、そう言っている 気がした。

< 20万！！

< 30万っ！

< 50万っ！！

< 500万！！

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…、

ｼｰﾝ…、

先程の男の子は、

足や手には鎖が付けられていて、

薄く、破れた服を着ている。

顔は前髪でよく見えないけど。

見た目は…俺とそんなに年は 離れてなさそうだ。

そう言って、男の子の前で 膝をつく。

そして、オークション会場を 後にした。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1300

♡早すぎ( ᐛ )‪