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コメント
1件
うわあ……これは切ない。黄くんが自分の願いを全部青ちゃんの幸せのために使っちゃうところ、胸がぎゅっとなる。最後の「僕も」っていう青ちゃんの返しが、またね……。青ちゃんにとっての「好き」と黄くんにとっての「好き」が同じ言葉なのに重みが違うのが、構造としてすごく上手いなと思った。青ちゃんが初めて黄くんのために願いをかけた場面、あれは温かくて泣きそうになったよ。続きが気になる……!
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3回願った
「君が僕のことを好きになってくれますように」
初めてのお願いだった 大好きな君へのお願いだった
黄
君はまだ目を瞑って 両手を合わせている
青
青
黄
黄
青
黄
君と笑いあった 夕日の中僕たちはお願いをした
君とずっと笑顔で居られますように これでもよかったな
欲張りな僕は 考えれば考える程 君へのお願いが出てきてしまう
ひとつずつ 叶えていきたいね
青
青
青
青
桃
桃くんは青ちゃんの話なんて ほとんど聞いていない ずっとスマホに夢中だ
そのスマホの先にうつるのは フォルダの中に溢れる赤
赤
赤
黄
黄
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
赤
黄
黄
明らかに青ちゃんの 表情が曇っている
そう青ちゃんの好きな相手は 桃くん
前からずっと相談を受けていて ずっと僕の気持ちは封を貼ったままだ
しかし赤と桃くんは付き合っている だから正直いけると思っていた
だけど青ちゃんはそんな簡単じゃないみたい 君は僕が選んだけだあって真面目なんだね
黄
青
青
黄
青
青
青
青
こういう所だ すぐ人を懐かせてしまう
すぐ人に信用されてしまう 僕だけじゃないだろう
黄
ぼそっと呟いた 君は聞こえていた、たぶん
もう青ちゃんの視線は 桃くんに向いている
ねえ青ちゃん こっち見てよ
放課後 僕らはまたここに訪れた
君との帰り道はあっという間だ 寄り道をしない訳にはいかない
青
黄
黄
青
ふたりで両手を合わせた この広い空へ
3回願った
「君の恋が実りますように」
青
黄
青
青
黄
黄
青
青
君はあまりにも呑気な人だ 僕の気持ちなんか知りもせず ただただ君は明日を見ている
僕のお願いは君のために使っちゃった 君が僕のためにお願いを使う日はくるのかな
黄
黄
青
青
君と居るとつい君のペースに 飲み込まれてしまう
青ちゃんはどこまで マイペースな人なのだろう
でもずっとそのままでいてね 僕の青ちゃん
ザーザーッ
今日は雨が降った 君の願い事は的から外れたみたいだ
青
青
黄
黄
青
黄
黄
黄
青
青
青
桃
桃
青
桃
青
正直いうと君の悲しんでる顔なんて 1秒も見ていたくない
胸が苦しい 僕は君を好きだよ ちゃんと君を好きな人が ここにいるよ
青
黄
青
青
君は誰でもよかったのかな 僕は君以外傘になんて入れないよ 今もこの先も
そうだ きっと照れ隠しだ
君は照れ屋さんだもんね 僕には分かるよ
今日は雨の影響もあり 神社に来るのが遅れてしまった
今日も君と 願い事をした
「君が桃くんとたくさん話せますように」
君は僕より 桃くんを選んだ
理由はたったひとつ 「好きだから」
僕の長年の愛は 君のひとことで 簡単に崩れ落ちてしまった
今日は土曜日 青ちゃんと家は隣同士だ
すぐ会える距離なのになかなか素直になれない それに今日は会える予定がある
桃くんと赤 青ちゃんと僕で 出かける予定があるのだ
しかしこの予定を済ませたところで 君の悲しい顔を見るだけになるだろう
桃くんと赤が仲良くしている隣で 僕は青ちゃんの悲しそうな表情を見て虚しくなる
こんな光景が 脳裏で浮かんだ
君の悲しい顔なんて見たくない 僕の隣でずっと笑っていて欲しい
「青ちゃん風邪ひいちゃった」
僕は嘘をついた 君を悲しませないために
いや 僕が君を独り占めするために
数分後既読がついて 僕の家の鍵が空いた音がした
青
青
黄
青
黄
今夜だけは 君に甘えさせてください
青
君が僕の隣に居てくれる それだけで泣きそうだ
黄
青
青
青
黄
君の言葉ひとつひとつに 暖かさを感じた
青
青
黄
青
青
青
青
君は部屋から出ていった あっという間に静まり返った
君がいないのは退屈だ しばらく寝ていよう
黄
青
黄
青
青
僕の隣には お粥とゼリーが用意してあった
黄
青
青
黄
黄
青
青
黄
青
青
青
黄
黄
青
君の好きは僕と何が違うのだろう 君の隣と僕の隣ではまったく意味が違う
君が初めて僕のために お願いをしてくれた
嬉しくてたまらなかった けどね青ちゃん
誰かに言ったお願いは 叶わないんだって
前も言ったのに 青ちゃんってほんとばかだな
こんな青ちゃんを 好きになった僕の方が ばかなのかな
だけどね この願いなら叶わなくてもいいかな
青ちゃんにずっと看病されて このままふたりで眠りたい
今だけはこのままで居させて 桃くんなんて忘れて僕を見て
僕は心の中で願った 「君が僕のことを好きになってくれますように」
やっぱり僕は欲張りだ 君との幸せを願う事しかできないや