天馬司
もういっそ…このまま消えれればいいのに。
?
…え?
暁山瑞希
司…先輩?
しかしその声は司には聞こえない。
天馬司
…もう疲れた。
ガシャン… 屋上のフェンスに手を掛けた。 その時だった。
暁山瑞希
っ!
オレの落ちかけている体を引っ張って、連れ戻された。
天馬司
…あ、暁山?
暁山瑞希
司先輩。…今、自殺しようとしてた?
天馬司
そ、そんなことないぞ!外を見てたら落ちかけただけだ!
暁山瑞希
…で
天馬司
?
暁山瑞希
嘘つかないでよ!
天馬司
っ…!?
暁山瑞希
ボクはずっと前から屋上にいたけど、
消えれればいいのにとか言ってたじゃん。
消えれればいいのにとか言ってたじゃん。
天馬司
…
暁山瑞希
ねえ、司先輩。何で悩んでるのか教えてくれない?
天馬司
な、やんでる?
暁山瑞希
うん。ちょっとしたことでもいい。
だから、教えて。
だから、教えて。
天馬司
…分かった。
天馬司
オレはーーー