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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️
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漆黒の空間に、六人は並んで立っていた。
その中心に、六面の影が静かに彼らを見下ろしている。
それは六人に似ているようで、誰でもない。
六人それぞれの“否定”が形を取ったもの__。
かつて己が見捨てた心、過去、運命。
全てを模した“影”が、そこにあった。
なつ-焔影
なつ-焔影
なつが前に出る。
炎と光の紋章が輝く。
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
こさめの声に応じて、契印が水と風を巻き起こし、六人を包む。
いるま-感律者
いるまの契印が激しく脈打ち、影の中から「嘲笑」が聞こえた。
だが、彼はもう揺らがない。
らん-桜花ノ巫
らん-桜花ノ巫
らん-桜花ノ巫
らんの手から花びらが舞い、桃色の契印が空に浮かび上がる。
桜が空に咲いた。
すち-静緑ノ時
すちが囁き、世界が数瞬静止する。
だが彼は、再び時を動かすことを選んだ。
仲間のために。
みこと-聖命ノ契
みことの契印が輝き、死者をも超えるような再生の光を放つ。
六つの契印が交わるとき、影が揺らいだ。
六面の影
六面の影
みこと-聖命ノ契
みこと-聖命ノ契
みこと-聖命ノ契
なつ-焔影
なつが叫ぶ。
焔が契印を包み、六人の足元に魔法陣が展開される。
その瞬間、六契が一つに重なった。
全員
六人の声が重なり、天空を裂くような光が影を飲み込む。
影は咆哮しながら砕け、消えていった。
その直前、誰の顔でもない“虚無”があった。
だが、それはもう彼らを縛らない。
光が収まった時、六人は倒れ込んでいた。
呼吸は乱れ、衣服も破れ、傷だらけだった。
それでも、誰一人として欠けていない。
すち
すちが顔を上げ、らんが微笑んで手を伸ばす。
らん
影の気配は消え、契印の輝きは穏やかに光を失い、二度と浮かび上がることは無かった。
いるま
いるまが静かに立ち上がる。
いるま
いるま
こさめ
こさめが笑う。
あの頃とは違う、自分で選んだ笑顔だった。
らん
桜の花びらが空に舞う。
どこかで鳥の鳴き声が聞こえる。
なつ
なつが言い、全員が噴き出す。
世界は終わらなかった。
六人の命と契印が繋いだ、未来がそこにあった。
それぞれが違う痛みを抱えながらも、同じ明日を歩くために。
Fin
エピローグ 六人、未来への湯煙
柔らかな湯気が立ち上る温泉宿。
遠くの山々には夕日が沈みかけ、空は茜色に染まっていた。
六人はくつろぎながら、ようやく訪れた「何も背負わなくていい時間」を過ごしていた。
なつ
なつが湯船の中で手を広げて、空を見上げる。
らん
らん
こさめ
こさめ
すち
すち
すちがぽつりと呟く。
湯に浮かぶ桜の造花がゆっくり回転していた。
みこと
みこと
みことが天井を見上げてにっこり笑う。
その姿に一瞬、背筋を凍らせたいるまが思わず距離を取る。
いるま
みこと
皆が笑い、少しだけ過去の影が和らいでいく。
不思議と、契印が残した“痛み”さえ、今はもう彼らの絆の証のように思えた。
なつ
なつが言い、みんなが頷く。
いるま
いるま
いるまの声は、もう一人じゃないと確信するような力強さがあった。
夕暮れの湯煙の中、六人の影が微かに揺れる。
その先には、まだ誰も知らない未来が待っている。
だが、彼らはもう恐れない。
どんな困難も、六人で分かち合えるから。
『その力、命と引き換えに。』 全話・了
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コメント
1件
あ、神でございます…