この香水をつけている “あの子”
なんだよね。
桃
まじか、、
桃
俺、結構この香水好きなんだけどな。
青
なんか、嗅いだことある匂い。
桃
………
桃
そろそろ、俺帰るわ。
青
、、、え、?
青
桃さんいつもと違う、?
青
いつもは、香水なんかつけたがらないし。
青
僕が帰るって言わないと一生屋上にいるはずなのに、。
青
香水の匂いバカにしたのがダメだったのかな。
青
まぁ、そんな日もある、よね。
桃
じゃあな。
青
ほら、いつもはまた明日。って
青
言ってくれるじゃん。
ガチャ、、
青
…………
青
放課後、黄昏時。
青
僕は_______を怒らせてしまった。
青
なぜ、怒っているのかは明確で
青
僕が香水をバカにしたからだ。
青
はぁ…
青
僕も帰ろう。
桃
ポロポロ…
桃
最悪な1日だった。
桃
君が好きらしい香水を臭いと言われてしまった。
桃
俺の苦手な匂いの香水が。
桃
ほぼ、使わずに今は
桃
ゴミ箱に浮いている。
桃
ただ、感情が溢れて自分の頬を冷たい雫が伝うから
桃
仕方なく。
桃
拾い上げてしまった。
桃
今、俺の部屋は。
あいつの好きな匂い。
じゃなくて。
あいつの好きなやつが 好きな匂いに
包まれている。
桃
ポロポロ、、
桃
ゲホッ、、、
桃
本当。
センスのねぇ香水。