駅員
ですから!
駅員
無賃乗車はできません!!
ゼーン
そ…そんな!!
ゼーン
(お金……)
ゼーン
!!
ゼーン
(もう死ぬから家に置いたんだった!)
ゼーン
ど……どうしよう
駅員
ここまで乗ったんですから
駅員
しっかりとお金を払ってもらいますよ!
ゼーン
あ…あり得ない…
ゼーン
どうしよう
プシュケ
ゼーン!
プシュケ
どうしたの~?
駅員
!!
駅員
お前は!!
駅員は目付きを変えてプシュケの腕を掴んで警察に連絡が行くのであろうボタンを押しに事務所へ連れていこうとしていた
私は
ゼーン
(まぁ、親には怒られるけど払わずに捕まるよりかはましだな……)
なんて思っていた
プシュケ
ねぇ。ゼーン
ゼーン
なに?
プシュケ
なんか、俺さ
ゼーン
うん
プシュケ
ポスターになってるんだけど
ゼーン
は!?
プシュケの見ている方を見ると確かにそこには
捜しています。の文字と一緒にプシュケの写真が貼られているポスターがあった
ゼーン
しょ……賞金までついてるじゃない!
ゼーン
(この駅員…私には興味を示さない…)
ゼーン
(ってことはプシュケを捕まえて賞金を貰いたいだけだ!)
ゼーン
プシュケ!避けて!!
プシュケ
え!?
バコンッ!
鈍い音と一緒に駅員はその場に倒れこんだ
プシュケ
し…死んじゃったの?
ゼーン
は!?違うわ!
ゼーン
跳び蹴りしたら驚いて気絶してるだけよ!
駅員
いってぇ!!
ゼーン
逃げるよ!!
プシュケ
へ!?
ゼーン
はやく!!!
プシュケ
え!うん!
ゼーン
とりあえずここまで来れば大丈夫か…
ゼーン
川からは遠くなっちゃったけど
駅から川へ行くにはただでさえ遠い
更に逆方向へかなり走ったせいで更に遠くなってしまった
ゼーン
プシュケ…大丈夫?
プシュケ
ぜぇ……ぜぇ
プシュケ
ゲホッゲホッ
ゼーン
大丈夫?
ゼーン
ごめん。走りすぎたよね
ゼーン
そこのベンチで休みも……
プシュケ
はぁーー…はぁーー…
プシュケ
ぅ”っ……
プシュケ
げほっげほっ
ゼーン
ちょっ、プシュケ!?
ドサッ
プシュケ
……
ゼーン
プシュケ!!
続く