TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

菫さん!?

ぇ、ぁ

まずい、今は

だめ、っ

何が…、

ッ、?ハッ、

実結

ねぇ零くん!急に走ってどうしたの…って…

実結

うわ、めっちゃイケメン…知り合い?

っ……


ッ、わ!?

涙を拭おうとして上にあげた手が

くんっ、と前に引っ張られて

ちょ、ッ零くん…!?

……。

カランカラン…

香澄

あ、零くん…と、菫!?

???

何が起きてるんだ? 何も分からない

すみません香澄さん、裏いいですか

香澄

あー…今日だけな

ありがとうございます

パタ…

香澄

(あ〜あ〜…)

零くん…!?

なんで、こんなっ

握られた手が熱い

期待してしまう

やめて、胸が痛いよ

痛いよぉ…ッ…

また泣いてしまった

情けない、本当に涙腺どうなってるんだよ

ひぐ、ッ、く…

え、!?あ、すみません、手、痛かったですよね__

ち、ッちがう…

え…?

俺、っ
初めはなんともないと思ってたのにッ

もう、最近は…ッ…ずっと零くん、の、事考え、ちゃって

…はい

ほんとに…痛くて、

やっぱり___

手じゃないの、

へ、?

零くんと居ると、零くんの事考えると、零くんの笑顔見ると…ッ…もう、心臓が、痛、くて…!

は、はい…?

心臓、?

うん、胸が苦しい、の

こんなこと言って馬鹿みたいだ

でも止まらない

きっとさっきの子なんかと比べたら、ッ

俺なんて、男だし、年上だし

可愛いとこなんかないし、

年上だけどカッコつかなくてダサいし、

零くん、かっこいいし…ッ…

っ、

俺なんか、っ不釣り合いって、わかってるのに…!!

とまら、なくて…!

むしろ諦めようとしたら酷くなって、

しんどくて…!昨日だって多分、これが原因、だし…ッ…

あの、えっと、…

俺、ッ…

…ごめんね、好きになっちゃって、嬉しくないよね、ほんとに…綺麗とか言ってくれたけど、あんなの社交辞令だよね、

ごめんなさい、ほんとに、ごめん、なさ…

…菫さん

っ、

つい、

やってしまった

零くん、声が

今までで聞いたことないくらい低い

怖い、顔を見れない、

菫さん、顔上げてください

っ…やだ、ッ…

嫌ですか、?

やだ…っ

なら…嫌だったら殴って

返事をしない間に ほっぺに温かい手が当たる

その手はゆっくり俺の顔を上げて…

バッチリと、零くんと目を合わさせた

ツキ、と胸が痛む音がする

ひぅ、っ、ぐ、ッ

喉をひく、と鳴らすことしかできない

真面目に話せない

言葉に、できない

菫さん…

ッ、れ、ぃ、く゛、ッ

あーあ、不格好だよ

砕けるときまで不細工って。

もう駄目だな

はぁー……

零くんが突然ため息をついたかと思えば 俺の肩に顔をうずめて。

首筋がくすぐったい

っ、ぅ

あの

今度は俺に話させてください

う、うん…

小さく芽吹く恋心 〖完結〗

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚