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悠里
颯汰さーーん！
颯汰
なに？
悠里
ひーーまー！
颯汰
俺は忙しい。
悠里
またゲームですか？
悠里
私をほったらかしてもいいんですか？
颯汰
別に彼女でもなんでもないからいいけど？
悠里
あ…。
悠里
そんなこと言ってもいいんですか？
悠里
私もう颯汰さんのことずっと無視しますよ？
颯汰
いいよ？
颯汰
すれば？
颯汰
てか、ゲームしてないし。
悠里
あ、それはごめんなさい。
颯汰
俺の事無視すんでしょ？
颯汰
なら、俺悠里のことブロックするから。
颯汰
じゃーね。
悠里
え、、
悠里
ねぇー。
悠里
嘘ですよね？
悠里
颯汰さん？
悠里
ごめんなさい…。
颯汰
あと5分待って。
颯汰
そしたらかまってやるから。
悠里
はーい！
5分後
悠里
たちましたよ！
颯汰
あーはいはい笑
悠里
何してたんですか？
颯汰
え、ないしょ。
悠里
なんでー！
颯汰
悠里が怒りそうだから。
悠里
私の悪口ですか？
颯汰
いや、ちげーよ。
悠里
じゃあなに？
颯汰
電話。
悠里
え、誰と？
颯汰
後輩。
悠里
女子？
颯汰
うん。
悠里
へー。
颯汰
ほら怒った。
悠里
怒ってません。
颯汰
怒ってるでしょ？笑
悠里
怒ってません！
颯汰
じゃあまたしてくるね。
悠里
ダメ！
颯汰
は？
颯汰
別にいいじゃん。
颯汰
電話するだけだよ？
悠里
だって、後輩とするんでしょ？
悠里
しかも女子の。
颯汰
うん笑
悠里
なんも笑うとこないです！
颯汰
いや、ありまくりね？笑
颯汰
まぁ、してくるから。
悠里
…。
悠里
私の事なんかどうでもいいなら連絡してくんなアホ！
颯汰
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不在着信
颯汰
何怒ってんの？
颯汰
てか、はよ出ろや。
悠里
え？
悠里
わ、私ですか？！
颯汰
だから、早く出ろって。
悠里
もう1回かけてください！
颯汰
えーダル。
颯汰
もしもし。
悠里
は、はい！
颯汰
んー。何話す？
悠里
え、なんか用事があったからしてきたんじゃないですか？
颯汰
いや、別に。
颯汰
悠里が拗ねたら色々面倒だから。
悠里
あ…。
悠里
ごめんなさい。
颯汰
あ、ならもう切っていい？
悠里
え…、せっかくだから話しましょ？
颯汰
話題は出せよ？
悠里
わかりました。
悠里
じゃあ、好きなタイプは？
颯汰
んー。
颯汰
黒髪ロング、身長は低め、明るくて、落ち着いてて、話してて楽しい人。
悠里
そ、そうなんですね。
颯汰
うん。
悠里
私と全然違う(ﾎﾞｿｯ)
颯汰
うん。ちげーよ？
悠里
はい…。
颯汰
悠里は？
悠里
身長高くて、スポーツも勉強もできて、普段は冷たいけど、たまに優しくて、めっちゃモテちゃう人。
颯汰
え、そんな奴いねぇだろ。
颯汰
もうちょい現実見ろ。
悠里
い、います！
颯汰
へーー。
颯汰
なら、俺と話す暇あったらそいつと話してて好感度をあげろよ。
悠里
やってます。
悠里
で、でもその人気づいてないって言うか…。
颯汰
へーー。
颯汰
なら、直接いえば？
悠里
な、何をですか！
颯汰
ん？
颯汰
好きですって。
悠里
多分振られます。
颯汰
まぁ、いつもの事だろ。
颯汰
そんときは慰めてやるから。
颯汰
言わない方が後悔するぞ。
悠里
わ、分かりました。
颯汰
うん。
颯汰
じゃあ切るわ。
悠里
あ、先輩！
颯汰
え、先輩？笑
颯汰
なに急に笑
悠里
え、えっと…。
悠里
さっきのは颯汰さんのことで…。
悠里
私、颯汰さんのことが好きなんです。
悠里
でも、颯汰さんはこんなうるさい女タイプじゃないだろうから。
颯汰
あーはい。
颯汰
真逆ですね。
悠里
ですよね…。
悠里
だから…
颯汰
うん。
颯汰
付き合お。
颯汰
これからよろしく。
悠里
え？
悠里
嘘ですよね？
颯汰
いや、ほんと。
悠里
なんか、信じられないです。
悠里
私ほんとに颯汰さんの彼女ですか？
颯汰
うん。
颯汰
とりあえず、話は終わったし俺眠いから寝る。
悠里
あ、分かりました。
颯汰
おやすみ〜。
悠里
おやすみなさい。
颯汰
あ、悠里。
悠里
はい？
颯汰
好き。
颯汰
じゃ。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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