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【ドズルsaid】

起きて……起きてよ!お兄ちゃん!

そんな僕を呼ぶ声が聞こえてきて、 ハッと目を覚ます。

どうやら、僕は 公園のベンチで寝ていたようだ。

体を起き上がらせると、 そこには知っているような街の風景と 見覚えのある顔が3つ並んでいた。

おんりー

良かった!ドズルさん!

おおはらMEN

起きたんですね!

ドズル

えっ~と……どういうこと?

おらふくん

僕達のこともあの子が
起こしてくれたんです!

おらふくん

君、お兄ちゃん起きたよ!

ドズル

???

いまいち状況が掴めていない にテキパキと説明していく後輩組。

正直、頭が追い付いていないが、 おらふくんが"あの子"と呼んだ方向を見て、

なぜか、見覚えのあるような気がした。

良かったぁ~!起きたんだね!

僕のもとにかけより、 嬉しそうに顔を輝かせる男の子。

それはまるで幼い頃の僕に似ていた。

ドズル

君が起こしてくれたの?

うん!お母さんがね、
困ってる人がいたら
助けなさいって言ってた!

幼稚園のね、
先生も言ってたんだよ!

お兄ちゃん達、
寝てるというより
倒れているように見えたから……

おんりー

そっか!
だから起こしてくれたんだね?

おらふくん

うん、偉い偉い!ヽ(´ー` )ヨシヨシ

えへへ~//

おおはらMEN

そういや、僕?お名前は?

ん?僕?僕はね、ドズル!

ドズル

よろしくね♪

ドズル

へぇ~、
ドズル君って言うのか!
いい名前だね😄

ん?ちょっと待って? 今、【ドズル】って言った?

全員

えーーーー!!!!

どうやら、似ているだけの騒ぎでは なかったようだ。

それも幼い頃の僕。当の本人だった。

と、いうことは本当に過去の世界へと やって来てしまったんだな……

今度は、僕ではなく後輩組の方が 状況を掴めていないようだった。

後輩達が、そっと僕に耳打ちで話始める。

おらふくん

ドズルさん、
どういうことですか!((コソッ

ドズル

どういうことって聞かれても💧

ドズル

あの子が本当に幼い頃の僕で、

ドズル

僕達が、
タイムリープしたって
ことぐらいしか💦((コソコソ

おおはらMEN

なるほど…じゃあMr.Mは、
嘘はついていなかったと。((コソコソ

おんりー

そういうことになりますね。((コソッ

ドズル

どうしたの?お兄ちゃん?

ドズル

いや?何でもないよ。

"タイムリープ"などと話している最中に、 昔の僕に話しかけられて少し焦ったが、 平然を保つ。

だって、子供に未来から来た なんて言っても分からないだろうから。

ドズル

それより僕、ドズル君だったよね?

ドズル

そうだよ?
それが、どうしたの?

ドズル

奇遇だね。
お兄ちゃんも同じ名前なんだ。

ドズル

へぇ~、
そんな偶然もあるんだね!

ドズル

あ、僕もう帰らなきゃ!

ドズル

お母さん達が心配しちゃうよ!

ドズル

お兄ちゃん達、またね~♪

おらふくん

バイバーイ!!

ドズル

気を付けてね~!

ドズル

うん!ありがとうお兄ちゃん!

そう言って、 昔の僕は家へと帰っていった。

おんりー

|ω・)ジィー

おおはらMEN

|ω・)ジィー

おらふくん

|ω・)ジィー

昔の僕を見送った後、 バッと僕に後輩達の視線が集まった。

ドズル

え?何?怖いんだけど。

無言の圧に僕は恐怖を覚える。

だって、何も言わずに見てくるんだよ!? シンプルに怖くない?

などと、1人でに怖がっていると、、、

全員

やっぱり、
ドズルさんだーーー!!!

ドズル

っ!?

と、急に大声を出すもんだから ドッキリで仕掛人側の僕も さすがにビックリした💧

ドズル

どうしたのよ、突然。

ドズル

急に大声出すから、
耳壊れるかと思った💧

おんりー

その事については謝ります。

おんりー

やはり、
ドズルさんはドズルさんですね。

ドズル

んっーと、どゆこと??

おんりーが言っている、 「ドズルさんはドズルさん」。

だって、そりゃそうでしょ。 僕自身は1人なんだから。

その言葉に、僕は頭に?を浮かべる。

考えれば考えるほど意味が、 分からなくなってくる。

挙句の果てに、 結局は聞いてみることにした。

ドズル

おんりー、
それってどういう意味なの?

おんりー

あれ?そんな、
難しく言ったつもりは
なかったのですが。

おおはらMEN

おんりーちゃんが、
ややこしく言うからよ!

おらふくん

ドズルさん、
つまりは幼い頃のまんまですね
ってことです。

おらふくん

これで、
さすがに分かりましたか?

ドズル

あ、そゆこと(笑)

おらふくんの説明で 完全に意味を理解した。

今の僕を僕と比べてるんじゃなくて、 さっきの幼い頃の僕と今の僕を 比べたのね。

けど、普通に考えればそうか(笑) 自分と自分を比べることって あまりないもんね(笑)

ドズル

普通に言ってくれれば良かったのに。

ドズル

無駄に体力消費したわ~(笑)

おんりー

すいやせんねぇ(笑)

おおはらMEN

あ、そういえば何で僕達は、
ここにいるんでしたっけ?

ドズル

確かにそういえば何でだっけ……

僕は辺りを見回してみる。

おんりー、おらふくん、おおはらMEN。 そして、僕。

あれ?ぼん……

全員

あーーーー!!!!

ドズル

そうだった!ぼんさんが、
悩んでる理由を解明すべく、
過去の世界に来たんだった!

おおはらMEN

そうでした、そうでした!
でも、
まずどこに行くべきでしょうか?

ドズル

1ついい?

おんりー

何ですか?

ドズル

ぼんさんの話を聞いて思ったのが、
僕はその逆だなぁって。

おらふくん

どういうことですか?

ドズル

いや、
ぼんさんは昔助けてもらった
みたいな感じだったんだけど、

ドズル

僕は助けたことがあるんだよね。
小さい頃に。

おんりー

それなら、ドズルさんの記憶を
追う方が良さそうですね。

おおはらMEN

とりあえず、
今日は家に帰っちゃいましたが……

ドズル

多分、
引っ越す前だから家はあの辺かな?

ドズル

でも、家に訪問するのは
不審者がられるからやめとこう。

おらふくん

他に何か情報、あります?

ドズル

そうだね。
この公園によく遊びに来てたから、
明日また来てみよう。

ドズル

今日は、
近くのホテルにでも泊まって、
明日に備えてゆっくり休もうか。

おんりー

そうですね。
それが最適かと思われます。

おらふくん

それじゃ、
ぼんさんはいないけど……
ドズル社探偵団、調査開始だ!

全員

おーーーー!!!!
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