どっぺるげんがー

おれはずっと … 、

ずっとずっと ＿ ｯ

彼の事が 桃ちゃんの事が

好きだった 。

大好きだった 。

でも 、ある日突然 。

俺の親友の青ちゃんは 、

俺の大好きな桃ちゃんを落とした 。

許せなかった 。

おれの桃ちゃんなのに 、

青ちゃんが勝手に桃ちゃんの人生を決めて 。

おれが決める桃ちゃんの人生なのに ＿ ｯ ！

青ちゃんだって桃ちゃんと同じ目に あわせてやる ＿ 。

俺は間違ってなんかない 。

そう思い 、青ちゃんの背中を押した 。

でもさ 、2人きりで天国にいかせるわけないじゃん ？

おれは 桃ちゃんの近くって決めたから 。

ぴーっぴーっ

ついさっきまで青ちゃんと 、

家でげーむしてただけなのに … ｯ 、（

おれのからだにはたくさんのくだが繋がっていた 。

隣にはおれの数倍 いや 数十倍もの くだが繋がった青ちゃんが居た 。

˹ このままじゃ命が危ない ˼

˹ どなーの相手を探しています。˼

おれは 、青ちゃんに心臓を提供した 。

解説

最初に登場していた 桃 の事が好きな 赤 を 赤1 とします 。 そして 心臓を提供した 赤 を 赤 2 として説明します 。

赤1と赤2は顔も知らない別人です 。

赤1は赤2のドッペルゲンガー 。

この世界でのドッペルゲンガーとは 赤1が怪我をしたとすると 赤2も同じ痛みを感じる 。 など見ている世界はまったくちがう けれど痛み 死 などは同感覚 。

ここまで説明したらわかる人が出てくるかもしれませんね 。

赤2は桃なんてもちろん 知りません 。

じゃあどうして 青 はどっちの世界にもいるの ？

それは 、彼 (青) にも同じく ドッペルゲンガーがいるから 。

赤1と青のドッペルゲンガーがこっちの世界でもあっちの世界でも会えたのはある意味奇跡を感じますね 。

もう 、赤1も赤2もこの世から消え去ってしまった 。

青は どちらの 青 もこの世にまだ存在している 。

桃 はどこへ ＿ ？