私は両親と7人の兄弟を1度に失った。
多額の保険金と大きな家を残して、みんな居なくなってしまった。
その日から、私は孤独だった。
井上凜華
あ、雨降ってる。
井上凜華
散歩行こうかな。
井上凜華
人いなそうだし。
雨降ってる
井上凜華
久しぶりたな、外出るの。
ラウール
あの…
振り向くとそこには泥だらけの服を着て震えている男の子が立っていた
井上凜華
え、大丈夫?
井上凜華
お名前、言える?
ラウール
らうーる
井上凜華
ラウール君、お家の人は?
ラウール
おにいちゃんたち、いる
井上凜華
そっか、迷子なのかな?
ラウール
ううん、まいごじゃないの
井上凜華
じゃあ、どこにいるか分かる?
ラウール
わかるよ。
ラウール
あのね、たすけてほしいの。
井上凜華
助けるって、何を?
ラウール
おにいちゃんたち
井上凜華
お兄ちゃん達がどうしたの?
ラウール
えっと、わかんないけど
ラウール
たいへんなの
ラウール
おにいちゃんたちのとこについてきてくれる?
井上凜華
分かった。
井上凜華
いいよ。
ラウール
ありがとう
ラウール
ついてきて
井上凜華
あ、ちょっと待って
ラウール
なに?
着ていたジャンバーを脱ぐ
井上凜華
寒いでしょ?
井上凜華
これ着て
ラウール
ありがとう、おねーさん
井上凜華
じゃあ、案内してくれる?
ラウール
うん






