ヌッシ
どうもヌッシです。
ヌッシ
続いて第七話に入りたいと思います
ヌッシ
ではどうぞ
舞踏会の翌朝、お城からのとある知らせが国中を騒がせた
そのせいでセルの屋敷は朝から慌ただしかった
継母
アナスタシア、ドリゼラ!いつまで寝ているのですか!起きなさい!!
アナスタシア
何よママ...
ドリゼラ
アタシたち疲れてるの、もうちょっと寝かせて...
継母
王子様たちが昨日の舞踏会に現れた謎の美女を探しているんですって!
アナスタシア
だから何よ...
ドリゼラ
アタシたちには関係ないわぁ...
継母
いいえ、あります!どうやらその美女が落とした靴を頼りに探しているみたい。もし、その靴を履くことができたら...!
二人:もしかして、アタシたちにも望みがあるってこと!?
継母
その通りよ!ほら早く支度なさい!午後にでもお城の人が家へ来られるわ!
セル・ウォー
失礼します、朝食をお持ちしましたー
アナスタシア
朝ごはんなんて後でいいわ!
ドリゼラ
セルデレラ、あのドレスどこやったかしら!?
アナスタシア
アタシの口紅はどこ!?
セル・ウォー
(うるさっ、何をそんなに急いでいるんだ?)
セル・ウォー
ええっと、そんなに慌ててどうされたんですか?
継母
王子様たちが昨日の舞踏会に現れた謎の美女を探しているのよ!その人がガラスの靴を落としていったから、それを頼りに探しているんですって!
セル・ウォー
(それって、僕のことじゃないか!...美女?まぁいいか)
セル・ウォー
(最終的にシンデレラは王子様と結ばれるんだけど、この場合は誰を選んだらいいんだ...?本当に...)
セル・ウォー
(ドゥウム様かエピデム様を選びたいけれど、デリザスタ様以外を選んだらデリザスタ様にコロされる気がする...)
セル・ウォー
(ファーミン様とドミナ様もそんな感じだし、いっそのことマッシューあぁダメだ!考えると頭が痛い...それに、これはワガママだけど、)
セル・ウォー
(...皆さんと、結婚できたらいいのに...)
ドリゼラ
...と!ちょっとセルデレラ!!
アナスタシア
ぼーっとしてないで急いでよ!早くしないと来ちゃうじゃない!!
セル・ウォー
...そうですね、早く支度しないと
二人:は?
セル・ウォー
~♪
鼻歌を歌いながら自室へと戻っていくセルの背中を見る三人
アナスタシア
...ママ、何かセルデレラの様子が変よ?
ドリゼラ
何なの、あれ...
継母
......
セル・ウォー
~♪
ジャック
セルデレラ、聞いたか!?
ガス
昨日の舞踏会のー
セル・ウォー
あぁ、さっきお母様から聞いたよ。あの方たちが僕のことを探しているらしいね
セル・ウォー
(嬉しい...❤️早く迎えに来てくれないかな...)
パッパラパー!(トランペットの音)
ジャック
あっ、来たんじゃないか?
セル・ウォー
そうみたいだね、出てくるよー
ガチャッ(ドアが施錠される音)
セル・ウォー
!?閉められた!?誰に...って、継母か...!
継母
...フッ
継母
(服のポケットに鍵を隠す)
コツコツ(セルの部屋の前から去る音)
セル・ウォー
お母様!出してください!お母様!!
セル・ウォー
...チッ、あのババア...!魔法が使えたらこんな扉すぐに壊してババアの息の根を止めてやったのに!!
ジャック
セ、セルデレラ?
ガス
何か怖い...
セル・ウォー
あっ、ご、ごめん
ジャック
セルデレラ、俺たちが鍵を取ってくるよ!だから少しだけ待っててくれ
セル・ウォー
あぁ、ありがとう。気を付けてな
セル・ウォー
(この後の展開は、動物たちが一丸となってシンデレラを部屋から出すんだが、ここでの一番の厄介は継母の愛猫ルシファーだ。ヤツに見つからなければいいが...)
その頃、屋敷の広間では姉たちがガラスの靴を試していた。そこには彼女たちの実母である継母もいた。
アナスタシア
やったわ!この靴はやっぱりアタシのー...あら?履けてない...あ、足がむくんじゃってるのよ、ほら、昨日たくさん踊ったからアハハ...
ドリゼラ
次はアタシよ!貸して!...あれ、おかしいわね、昨日これ履いていったはずなのに?アタシもむくんじゃってるのかしら?嘘じゃないわよ!ちゃんと履いていたのよ!ほらっ、こんな感じにぃっ!!
ドリゼラが足を靴に合わせようと無理やり押し込む
大臣
あぁ、乱雑に扱わないでください!
ヌッシ
ちょっとアリスみたいになっちゃってますけど、鍵が描かれているので使いましたごめんなさい
ガス
あそこだ!あそこに鍵がある!
ガスが継母の服のポケットを指差す
ジャック
よし、俺たちの尻尾を結んで中に降りよう!俺が中に入る、お前は見つからないように気を付けろ
継母
大臣様、ここまで足を運んでくださってさぞお疲れでしょう。お茶はいかがですか?
ガス
わわわ...!
ティーカップの中に隠れていたガスのお腹に今にも熱々のお茶が注がれそうになる
大臣
いえ、結構です
継母
左様でございますか(ティーポットをテーブルに置く)
ガス
ホッ
ジャック
鍵を取ったぞ!引き上げてくれ
ガス
オッケー、よいしょっと!
ジャック
サンキュー、さぁ、セルデレラのもとへ急ごう!
ルシファー
......ペロリ
ヌッシ
今回はここまでです!
ヌッシ
最後のシーンの背景、何だかファーミンのポケットの中みたいなイメージでしたね(私の偏見です、すみません)
ヌッシ
果たして、セルは無事に部屋を脱出して、王子様と結ばれることができるのか...?
ヌッシ
次回もぜひ見てください!
ヌッシ
では(*゚ー゚)ノシ