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作り笑顔なんて作らなくていい。2

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作り笑顔なんて作らなくていい。2

1 - 作り笑顔なんて作らなくていい。2

♥

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2020年05月11日

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小学・中学と保護施設で過ごした。

そこでの生活はまぁまぁで、 可もなく不可もなくってとこだった。

でも俺はやっぱりらだお先生のことを引きずっていて、誰かと話す時 無表情で怖いと 言われることが多かった。

でもこれじゃあこれからの生活が大変だ。そう思うようになった。

その日から一生懸命笑って、 クラスのムードメーカー的存在になった。

クラスメイト

コネシマー!遊ぼうぜー!

kn

おう!

クラスメイト

コネシマくん、放課後ちょっといい?

kn

うーん、わりぃ!俺サッカー、の試合を見るから!

kn

明日でいいか?

クラスメイト

えっ?あっうん!

kn

ありがとな!^^

クラスメイト

ドキッ

クラスメイト

お前モテモテだな!

kn

そんなことねぇーよww

俺は高校から 一人暮らしを始めた。

kn

はぁ。俺はいつまで作り笑顔を作らなきゃいけねぇんだ。

学校に行く。作り笑顔を作る。 家に帰る。愚痴を吐く。

こんな毎日が日常となっていた。

でも勉強は必死にやっていた。

俺もらだお先生みたいな 先生になりたかったから。

大学に行けるように頑張った。

卒業式

先生

コネシマ、よく頑張ったな!

先生

お疲れ様!

クラスメイト

パチパチパチ

kn

ありがとうございます!

大学生活はあまりいいものとは言えなかった。

でもとても仲が良くなったエミさんという人がいた。

エミさんは俺と一緒にずっと 大学生活を送っていた。

そんなある日。 俺は高校生の時の友達…とは言えないが仲が良かったやつに出会った。

クラスメイト

よぉ!

kn

あっあぁ、

クラスメイト

久しぶりだな!!

kn

だな、

クラスメイト

?お前変わったな。

kn

えっ?

クラスメイト

前はもっと笑ってたじゃねぇーか

kn

あっ、いや!今もだぞ!!!

クラスメイト

それだ!それこそコネシマだ!!

em

……。

kn

あっそうや!こちら俺の友達の
エミさん!

em

どうも。

クラスメイト

お前にしては落ち着いた友達もってんなw

kn

いや、エミさんも結構うるさいで!www

em

コネシマさん!

クラスメイト

wwwじゃあな!俺行くわ!

kn

おう!じゃあな!

kn

ふぅ。

俺はエミさんに聞こえないくらい 小さくため息をついた。

でもそれをエミさんは 聞いていたらしい。

em

…コネシマさん。

kn

ん?どうしたんや?エミさん!

その言葉は

無理して笑わなくていいんですよ。

作り笑顔なんて 作らなくていいんです。

泣きたいなら泣いてください。

俺はらだお先生が 俺の隣にいる気がした。

その言葉を聞いた 瞬間俺は泣き崩れた。

kn

エミ…さん…俺…俺…

em

ゆっくりでいいんです。
私の家に行きましょう。

kn

あり…が…とう…

kn

お邪魔…します…。

em

はい。それではお話聞きますよ。

kn

分かっ…た…

em

ゆっくりでいいですよ。

俺は話した。 こんなに俺の事を喋ったのは らだお先生に話した時以来だった。

子供の頃にあったこと。 らだお先生のこと。 エミさんがらだお先生に 見えたということも。

全部話した。 もうこの際どうなっても良かった。

em

……。

kn

これが俺の全てだよ。

em

……。

kn

エミさん…?

俺は一瞬にして 目の前が真っ暗になった。

そう、エミさんに抱きつかれていた

俺は動揺を隠しきれず、

kn

え、え、え、エミさん!?

em

ごめんなさい。

そういい、エミさんは離れた。

em

なんかコネシマさんの話を聞いていたら苦しくなって…笑

em

コネシマさん。

kn

em

今までよく頑張りました。^^

その言葉を聞いた瞬間俺はまた泣きそうになった。でも我慢をして

ありがとう

そう伝えた。

エミさんは照れくさそうに 「いえいえ」と言った。

そしてエミさん家に来て 2時間後

kn

俺、そろそろ帰らなきゃ。

em

コネシマさん。最後に1ついいですか?

kn

おう!何でも来い!

em

私、YouTuberしてるんですよ。
コネシマさんも入りませんか?

kn

えっ?

エミさんの話によると“我々だ”という名前でやっているらしく、

俺みたいな存在が入ると 楽しくなりそう、との事。

kn

でも俺は、先生になりたくて。

em

そうですか。

em

でも良かったら見てみてください!

kn

あ、あぁ。じゃあな!

em

はい!^^

kn

我々だ、か。

kn

見てみるか。

そして俺は我々だの動画を ほぼ全部見た。

kn

面白い。

一番最初に出た言葉はそれだった。

この人たちは顔も出ていない。 なのに話、声、ゲームのプレイ だけで人を笑わせていた。

俺は思った。もちろん先生になることでらだお先生に恩返しができる。

でもそれ以上にYouTubeで動画を出して、笑わせた方がらだお先生に恩返しをできるとでは無いかと。

だから俺はすぐに行動した。 エミさんにその事を伝え、 我々だのリーダー グルッペンさんに会い、 メンバーと化した。

昔からみんなに好かれるタイプですぐに馴染むことが出来た。

kn

エミさんー!ww
またミスったんww

em

ダメですねー私ww

先生を選ぶという道。 それもあった、でも俺はこの道を選んですごく良かった。

俺を嫌な顔一つせず 迎え入れてくれる 仲間がいるから。

作り笑顔これからも 作るかもしれねぇ。 でも心から笑える時が とてつもなく増えたよ。

先生。元気にしてますか?

俺はすごく元気ですよ。 先生

ありがとうございました!

sho

おい!シッマ!行くぞ!

kn

あー了解!

syp

“クソ”先輩早くしてくださいよ。

kn

クソとはなんだ!クソとは!!

em

www

kn

あっエミさん!

kn

早く行こうぜ!!

em

はい!

先生!俺、今幸せだよ!

笑うことの楽しさを教えてくれて

ありがとう!

──────────── END

楽しんでいただけたでしょうか。

長編作となり申し訳ありません

今回はemさんがknさんを助ける という感じでした!

wrwrdに入った順番など 変えています。

最後に 本人様とは全く関係がありません。

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