TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

神崎 彩綾(かんざき さあや)

じゃあ、足元を凍らせて先に進むって言うのはダメなの?

…氷が溶けたら追ってくる。あいつらの中にはアリスもいる。力を使われる可能性もある。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

そんなの嫌だ…人を殺すとか…そんな。

…お前は見るな。俺が何とかする。

《スっ》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

えっ…ちょ、日向くん?!み、見えない。

ついでに言っとくが、その日向くんってのやめろ。胸糞悪い。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

わ、分かった!…分かったから棗!殺すとか…そんな、

《バァァン!!》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

うわっ《ドサッ》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…っ。(誰1人として顔をあげない。動きもしない…)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…っ…棗!…

……行くぞ…次は2階だ。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(棗、こんな事ばかりしてるの?いつも、どんな気持ちで…)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(もう…5階だ。)

…ここがボスの部屋だろう。…行くぞ。

《バンッ》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(殺風景な部屋だ…あっ、あの人がボス?見たところ40代後半かな…身長は190はありそう…。)

ボス

…ようこそ。黒猫…待っていたよ。それに、君は新入りかい?

…大人しく情報を渡せ。渡せば何もしない。

ボス

…渡すと、思うかい?

《ギロッ》

ボス

お前達は所詮子供━━━━━この私とは違うのだよ!!

ボス

《バサバサッ…ドンッ》

ボス

さぁ、ゲームを始めようじゃないか!!

…神崎。俺の後ろについていろ

神崎 彩綾(かんざき さあや)

っ……棗…。

ボス

いくぞ!黒猫もこれで終わりだー!!

ボス

《バァァァン!!》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

っ……(体中が痛い。傷だらけだ…棗は?)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

棗……。《ズルズルッ》

くっ……。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

待って。今私のアリスで…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(ハッ…私を、私なんかを庇ったから…私を…守るために…棗が!)《プツン》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…私、守るって決めたじゃん…?皆を、守るって…私のせいで、棗が怪我をさせるなんて、…そんなのありえない…ありえない!!!

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…あんたを殺す!棗を…傷つけたあんたを!!

ボス

ハハハッ!黒猫は終わっちまったようだなぁ?あとはお前だけだ!!

神崎 彩綾(かんざき さあや)

フッ…爆発のアリスなんて私のアリスに比べたら、ただのザコアリス…
そんなお前に…負けるはずがない!!
この…万能のアリスの神崎彩綾に!!!

ボス

万能…の…アリス……。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(氷のアリス!!)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

……サヨウナラ。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

《バッ!》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

《ドンッ!》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

《コツコツ…スっ》

ボス

…かん、ざき…さあ、やと…言ったな…

神崎 彩綾(かんざき さあや)

……そうだけど?

ボス

…お前は、不思議な…やつ、だな…お前がアリ、スを…使う時、美しい、と……思った………殺されると…分かっていたのに、足が…動かなかった…、見とれて…しまった…

ボス

…実に、魅力的…だっ、た…(ガクッ

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…ぁ…あぁ……わ、私…私……!

ペルソナ

ご苦労

ペルソナ

《コツコツ》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…ペル、ソナ……。

ペルソナ

やはりお前は天才だ。棗にも劣らない力…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…な、棗…ぁは?

ペルソナ

安心しろ。もう車の中に運んだ。それと、学園の情報を入手済みだ。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…はぁ…わ、私も…もう…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

《バタッ》

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(お姫様、抱っこだなんて…ハァ、もう…ダメ、だ…)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

っん…(薬品の匂い…病院?)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

グッ…イタッ…(全身打撲に軽い火傷って所かな…)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(棗は?…癒しのアリス、あ…良かった、寝てるみたい)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

……私、初任務で………。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…ううん、考えない考えない!!

……お前…独り言デケェな。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

うわぁ!(棗、起きてたんかい!)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

あー棗、大丈夫?…身体。

…それはこっちのセリフだ。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

私は…大丈夫…。

………

…お前、危険能力系なんだろ?…しかも幹部生っていう肩書きで…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

なんで、知って…あっ

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(壁にかけてある制服に…バッチ…。)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

うん…なったよ。

…何かにあったんだろ?…話せよ。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…っ…なんで…グスッ…分かんのよ…グスッ

…お前、分かりやすいんだよ。

説明中…

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(さすがに転生した事は黙っておこう…。)

……それでお前これからどうすんだ?お前が置かれてる状況…俺より悪い…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…やる事は変わんない。皆を、まもる。
━━━━そう…決めたから。

…れ……って………る。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

えっ?……

…俺が守ってやる。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

………え?棗が…私を!?

神崎 彩綾(かんざき さあや)

いやいや…私が棗を守るのに…どうゆこと?

…俺は、お前に守られるほどヤワじゃねぇ。

……それに、俺とお前はパートナーだろ?…
学園生活然り、任務然り…。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

えっ…(棗が私の事パートナーって認めてくれてるって…ヤバい嬉しい…!)

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…初めて会った時はパートナーなんてって嫌がってたのにね。

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(あーバカバカ!なんでそんな事言っちゃうのよ!)

…うるせ。

ガタンガタン

神崎 彩綾(かんざき さあや)

…?廊下から音したよね。

あぁ…

神崎 彩綾(かんざき さあや)

(誰かいるの?…)

…誰だ。

ガラガラ

転生した天才美少女

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2,125

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚