ハグを我慢していたけれど、赤からハグを求めてくれた。 抱き締めたい気持ちを抑えながらいつもより弱く、そして軽くハグをする

がらがら

がらがら

突然知らない人が入ってきたもんだから赤はパニックを起こしてしまったのだろう。 赤は大きなくりくりとした目にたくさんの涙を溜めている。

突然のことで少し驚いた。 赤が俺の好きな人について聞いてくることなんて初めてだ。

本心だった。 先輩よりも赤の方が何百倍も、いや何千倍も大好きだ。 男として。 恋愛として大好きなのだ。 赤は少し驚きながらも照れた顔をしている。

そんな赤の顔を見るともっと好きになっちゃうじゃん。