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わぁお...(っ ॑࿁ ॑c) もう死ぬね꒰ঌ(*ˊ꒳ˋ*)໒꒱
⚠ ATTENTION ⚠
・ドロドロ注意 ・青黒(🤪️🦁) (モブ黒,青モブ表現有り) ・boys love&nmmn注意 ・ご本人様たちとは一切関係ございません ・通報NG ・サムネ自作 尚、パクリやトレス,無断転載や自作発言禁止です
甘ったるい香水の匂い
耳を刺激するタバコの匂い
全部全部大っ嫌いな匂い
だけど・・・。
嫌いになれない
Y
最低で憎いアイツ。
なのに嫌いになれないなんて、
俺はどうかしている。
Y
これも
これも全部。
アイツのせいや
I
先程から何やら楽しそうに通話をする彼氏。
俺との通話ではそんな声出さないのに
別に嫉妬なんかじゃない。
なんで俺の方を見てくれないの
久しぶりに会ったのにまだ会話のひとつも交していない。 目さえも合わせてくれない。
Y
俺一応彼女やんな...?
自分の中だけで疑問に思ってどうする。相手に伝えなきゃ分かって貰えるわけないだろう。
...別にええか。
どうせ俺の気持ちなんて興味無いだろう。
・・・だって、
アイツは俺に興味が無いから。
詳しく言えばアイツは人に興味が無い。誰に対しても優しく接するアイツ。だけど本当は自分を輝かせる為に利用しているだけに過ぎない。
...俺もそのひとつに過ぎない。
「アニキは特別」
そう言って笑ったって、俺がアイツが出会ってきた中で一番都合が良かったって理由のくせに。
「アニキ〜っ!お金足りなぁーいっ!!どーしよっ!!」
「またかぁ〜..?もー、しゃーないなぁ...」
「!やっぱ、まろアニキ好き! いつもありがと!!」
人から金は借りるくせに返しては来ない。その上、その金をギャンブルやキャバクラなどに使ってるなんて、絵に描いたようなクズだな。
Y
すぐそばに居る彼に向けての独り言。だけど、まろは気付きなんかしない。その事実が嬉しいのか寂しいのか。俺にはよく分からない。
I
そう言い少し大雑把に出かける支度をして玄関へ走っていった。
Y
I
Y
I
頭に触れた彼の手は大きくて男らしい。
Y
I
ガチャとしまった扉。
Y
彼への怒りか。それとも俺自身への呆れか。どちらでもあるかもしれない。
ポロッ
Y
行き場のない気持ちが冷たく重い空気が漂う玄関に溶けていった。
ゆぅあ
ゆぅあ
ゆぅあ
ゆぅあ