あの日、あの時、あの選択。
全てを間違えなければ今のボクは、
いや……
君を救えてたかもしれない
ずーっと悔やんでいた
戻りたかった
あの時、あの選択を
せめて
せめて
変えられたら良かった
他の選択だってあった筈
それなのに…ボクは其れを選んだ
1番ダメな選択を
瑞希
瑞希
瑞希
君のせいって訳じゃ無いけど
ボクは君が居なくなってから 不登校気味になっている
……もう、疲れちゃったんだ
これ以上誰かを失うのは嫌なんだ
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
コンコン、と扉をノックする音がする
瑞希
瑞希
瑞希のお母さん
扉越しにお母さんが尋ねる
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希
暫くすると扉が閉まる音が聞こえた
きっと、お母さんが家を出ていったのだろう
瑞希
瑞希
瑞希
お母さんは仕事。 お父さんはもう居ない お姉ちゃんは海外。
……だから頼れる人が居ないんだ
お母さんは迷惑掛けちゃいそうで…
それに、仕事も忙しいだろうし……
って考えてると何時の間にか昼になってた
瑞希
瑞希
ボクはずーっとベッドに寝転がったまま
瑞希
瑞希
ピロン♪とスマホの通知が鳴る
瑞希
瑞希
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希のお母さん
瑞希のお母さん
瑞希
既読
瑞希
お母さん、何だったんだろう…
瑞希
瑞希
重い体を無理矢理動かして リビングに向かった
瑞希
瑞希
瑞希
やっぱ、美味しいな…
ボク、カレー好きだと思うし
瑞希
瑞希
テレビを付けるとニュースがやっていた
瑞希
いつもと同じく、つまらない
……と思っていた
瑞希
瑞希
瑞希
その時ピロンという通知の音に気づかなかった
……遅かった
コメント
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な、何見ちゃったの…?
え、何だろう…?