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鬼狐

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鬼狐

3 - 第弐話

♥

8

2024年03月26日

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🔔キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン🔔

佐神

灼〜!

佐神

今日も遊ぼ〜ぜ!

う、うん...。

佐神

ニヤッ

先生

全員席につけ〜!

まただ...。( 心 )

また、殴られる...。( 心 )

佐神

お前さぁ。

佐神

ほんとにつまんねぇなw

ッ...。

モブ

遊んでやってるのにその顔かよ。

モブ

マジで感じ悪ぃ。

ッ...。‪💢

佐神を睨む

佐神

チッ、お前さ

佐神

もっとありがたく思えよ!!!

灼を蹴ろうとする

ガンッ

グギッ

佐神

痛ッッッ!

佐神

てめぇ!!!

何の手出しもできない弱者に

容赦なく攻めるなんて...

愚かな人間だ。

狐、逆らっちゃダメだ!

案ずるな、骨が折れている。

えッ?!

モブ

佐神君?

モブ

大丈夫...?

佐神

お前、何者だ...。

さぁ、ただの強者だ。

救急車呼ぶから!

治るまでは約半年であろうか。

佐神

半年?!

当たり前であろう。

中国の刀剣を勢いよく蹴ったのだからな。

救急隊

すみません!

救急隊

救急隊です!

あ、やっと来た!

あの、骨が折れちゃったみたいで。

その、刀...

狐の姿がなかった

あれ、狐どこ行ったんだ?

佐神

狐の面を被った奴が俺の足を折ったんだ!

救急隊

えっとぉ。

救急隊

その人はどこに?

佐神

知らねぇよ!

佐神

さっさとあいつを捕まえろ!

救急隊

とりあえず救急搬送しますね。

お願いします。

あ、いた!

狐、あれはちょっとやりすぎじゃッ

御主。

あの佐神と言う奴に虐められていたのか?

まぁね。

何故立ち向かわなかった。

先程、逆らってはいけないと言っていたが。

あの人は、佐神晴彦って言って

結構凄い人なんだよ。

凄い人?

佐神のひぃおじいちゃんが、

昔妖怪に会ったことがあるらしくて

佐神のひぃおじいちゃんが子供の頃
だったらしくて。

周りの大人からは

妖怪に会ったら絶対に逃げろって

言われてたらしいんだけど。

あったその妖怪は、すごく優しくて

美しくて、人を襲うような
妖怪じゃなかったみたいでさ。

どんな妖怪だ?

そこまでは言ってなかったけど。

そうか。

今度聞きに行ってみる?

骨折っちゃったお詫びも兼ねてさ!

お詫び?何故だ。

だって骨折っちゃったじゃん!

俺は悪くないぞ!

この刀を蹴ったあやつが悪い!

普通はあそこで刀出さないから。(呆)

普通で事を進めるな!

じゃあどう進めるんだよ!

御主が考えろ!

なんでよ!

知らぬ!

先日はすみませんでした。

こちらお詫びの品です。

良かったら受け取ってください。

ひぃおじいちゃん

こりゃまぁ、わざわざありがとうねぇ。

ひぃおじいちゃん

うちの晴彦がなんかした言うとったわ!

少しゴタゴタに会いまして...

ひぃおじいちゃん

すまんねぇ。

ひぃおじいちゃん

隣のお前さんは、綺麗な顔してるねぇ!

有難うございます。

ですが、美人は三日ほどで飽きられます。

狐、失礼だから!

何故だ!

ひぃおじいちゃん

だっははははは!

ひぃおじいちゃん

面白いことを言うねぇ!

あははは...(苦笑)

ひぃおじいちゃん

それで、ワシに聞きたいことがあると

あ、はい!

そうです!

其方が幼い頃、妖怪と会った事があると

そう耳にしているのだが。

ひぃおじいちゃん

もう、大昔の話だよ!

ひぃおじいちゃん

ワシが5つの時だったかのう。

ひぃおじいちゃん

本当に美しい女性の妖怪がワシを助けた。

女性の妖怪ですか。

ひぃおじいちゃん

彼女は本当に優しかったんだよ。

ひぃおじいちゃん

だけど周りの大人は化物だと言ってた。

何の妖怪だった?

ひぃおじいちゃん

さぁ、そこまでは教えてくれなかった。

見た目などは?

ひぃおじいちゃん

真っ白な肌をしていてね。

ひぃおじいちゃん

糸目で狐のようにツンとした目だったよ。

ひぃおじいちゃん

それに、手がとても冷たくてね。

ひぃおじいちゃん

息も冷たかったよ。

ひぃおじいちゃん

だけど心はとても暖かかった。

本当に優しかったんですね。

ひぃおじいちゃん

あんな優しい心の持ち主は、

ひぃおじいちゃん

今まで”あの人”だけだったよ。

ひぃおじいちゃん

お前さんにそっくりだよ!

え...?

ひぃおじいちゃん

お前さんは”あの人”より目は少しだけ

ひぃおじいちゃん

大きいがね。

名を聞かなかったか?

ひぃおじいちゃん

教えてくれなかったよ。

そうか...。

教えてくれたこと、感謝する。

では。

スタスタスタスタ👣

あ、ちょ、待ってよ狐!

あ、有難うございました!

ひぃおじいちゃん

またおいで!

失礼します。

スタスタスタスタスタ👣

ひぃおじいちゃんが手ぬぐいに包まれて いるものをとる

ひぃおじいちゃん

あの美少年の簪そっくりじゃな。

ひぃおじいちゃん

きっと、彼も妖怪様なんじゃろうな。

チリリンッ

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