それから、俺はずっと1人で生きてきた
友達も作らなかった
Mob
jp(13歳)
Mob
ずっと、そんな風に人と接していたら
いつの間にか、皆から避けられるようになった
でも、俺には都合の良いこと
なにしろ俺が望んだことなんだから
数年が経った
俺は、ずっとこんな感じでいた
今のクラスでは、避けられるどころか嫌われ、よく陰口を言われてる
でも、いいんだよ
あの人がいないこの人生に…親しい存在なんていらないんだ
jp 母
jp(16歳)
俺がこうなってしまってから
というか、シヴァさんが亡くなってから
父さんは仕事先を外国に移し、外国で暮らしている
1年に一度…帰ってくるかな、くらいだ
だから俺自身、父さんの顔や声を忘れかけてしまっている
でも、母さんは
母さんだけは、ずっと俺のことを心配して話しかけてくれる
申し訳無いけど、鬱陶しいと思うこともあった
今、思えば…
母さんだけは…俺をずっと、愛してくれていたのかなと思う
jp 母
jp(16歳)
そう、母さんが渡してきたのは
1つの分厚い封筒だった
jp(16歳)
jp 母
jp 母
jp(16歳)
jp 母
jp(16歳)
jp(16歳)
jp 母
jp(16歳)
jp(16歳)
jp 母
バタンッ
慎重に、封筒を開けてみる
jp(16歳)
中に入っていたのは
数枚の手紙とビデオテープ、キーホルダーだった
jp(16歳)
なんというか…正直少し汚い
汚れているし、色が滲んでいる
見る感じ手作りっぽい
それはどうやら、蛙のキーホルダーらしい
何かのキャラかは分からないが、そればなんとなくシヴァさんに似ていて
少し、胸が痛んだ
jp(16歳)
次に手に取ったのは、手紙
jp(16歳)
jp(16歳)
明らかに、それはシヴァさんの字で書かれていた
手紙の内容はこうだった
じゃぱさんへ この手紙を見ている頃には、俺はもうこの世にいないかもしれない。 何でそんな事が分かるのかって、思う? 実は…俺はね、 先の未来が見える、超能力的なものを持っているんだ。 それで、俺が亡くなる未来が見えた。 どんな理由で亡くなるとかは分からないし、注意はしてみる。 でもきっと、無理だと思うんだ。
だから、じゃぱさんに手紙を残しておくね。 じゃぱさんが、俺のことをどう思っていたのかは分からないんだけど、 俺は、じゃぱさんが好きだったよ。 俺の弟だったけど、支えてもらった事も多くて、頼りにしていた。 仕方なくかもしれないけど、頼りない俺にいつも構ってくれて、嬉しかった。
もし俺が亡くなってもね、じゃぱさんには今まで通り、自由に生きてほしい。 母さんや父さんを、俺の代わりに支えて、精一杯親孝行してあげて。 じゃぱさんは優しいから、俺が亡くなったらきっと悲しんでくれるよね。 でも、生きてね。 じゃぱさんなら大丈夫。 何しろ、じゃぱさんは、俺の誇りの弟なんだからね。
この手紙が、じゃぱさんの手に渡らないのが一番幸せな結末。 でも、それはきっと叶わない結末だから。 今までありがとう。俺は幸せだった。 これからも、じゃぱさんに、幸せでいてほしい。 幸せに生きてね。 お兄さんより
jp(16歳)
jp(16歳)
jp(16歳)
jp(16歳)
jp(16歳)
それから、少し泣いて
ふと、ビデオテープを思い出した
あのビデオテープには…何があるの、?
もう心はズタズタだったけど
少しの、何かの希望を胸にして、俺はビデオテープに手を伸ばした
コメント
9件
うぅっ、、シヴァさん、😭 ビデオテープの中身はなんだろうか、、🤔
シヴァさん!?そんな能力があったのね!こっちまで貰い泣きしそうだわ……
ゔぁっさん…!?超能力者でしたか…。ビデオテープの中身気になりますね〜