ぬし
ぬし
彰人
ぬし
彰人
ぬし
ぬし
彰人
ぬし
ぬし
ぬし
彰人
ぬし
ぬし
ぬし
彰人
ぬし
ぬし
ぬし
彰人視点
彰人
道端に倒れ込んだそのひとは、生憎、何百回も顔を見た相手だった。
彰人
周りの視線を痛いくらい、感じる。 でもその喧騒は聞こえず、俺の耳には杏の荒い呼吸だけが響いていた。
彰人
覚悟を決めて、杏を抱きかかえて走る。
彰人
彰人
もっと、前に強く注意しとけばよかった。後悔とか、色んな感情でいっぱいになって。
彰人
幸運なことか、今日、家に家族は誰もいなかった。
彰人
彰人
小さく呟く。杏はさっきまでの不安定な息でこそないが、真っ白な顔は生気を感じさせなかった。
杏
彰人
杏
杏は、部屋を見回す。焦点が合わない虚ろな瞳を巡らせてから、最後にオレの名を呼んだ。
杏
顔を歪ませた杏に、とっさにビニール袋を差し出す。
しかし、杏はえずいただけで、なんの吐瀉物もださなかった。
杏
彰人
彰人
杏
彰人
杏
彰人
彰人
ペットボトルを、差し出す。
彰人
杏
彰人
杏視点
杏
彰人
声を荒らげる彰人を、驚いて見つめる。
彰人
彰人
杏
彰人
彰人
杏
杏
__自分の頬を伝う雫の存在に気づいて。
杏
杏
杏
声が震える。その続きが、うまく言えない。
……自分が、弱音を吐いちゃいけないって思ってた。 だから、自傷でその気持ちごとしまいこんじゃおうって。
でも、
彰人
彰人
こんなにも優しく、自分の名前を呼んでくれる人が、目の前にいて。
杏
杏
杏
言って、しまった。
杏
杏
彰人
彰人
私の背中をさすってくれる彰人が口にしたのは、その一言だけ。
その一言、だけだったのに。
杏
彰人
「オレはいつだって、受け止める」 そうやってまた、手を握ってくれる彰人のぬくもりを感じて。
杏
杏
もうちょっとだけ、生きてみよう。
今日は、久しぶりにカッターを取り出さずにすむな、と1人思う。
終
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
杏
彰人
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
12件
推し達の苦しんでいる所を見るのが楽しいなんてヤバいよなw
受験まであと12日!?!?近いじゃん近いじゃん……がんばって!!!