雪
…昔の話だ
雪
雷亜と梨々が出会う事で
起きてしまった
起きてしまった
雪
一人の少女には重過ぎる
運命を抱えさせた厄災
運命を抱えさせた厄災
雪
…雷亜、お前
雪
何であの日
梨々を殺そうとした?
雷亜
…
マイキー
殺そうとした?
ドラケン
初恋の相手をか?
雪
…あの日、雷亜と梨々が
初めて会ったあの日
初めて会ったあの日
雪
コイツは梨々を殺そうとした
雪
正体不明の病気や呪いのせいで、息をするのすら難しかった
雪
一度起きたら、半月は
起きられなくなる程
起きられなくなる程
雪
体を蝕まれ続けるこの子を
雪
この子は組同士の顔合わせが終わった後、倒れたんだ
雪
当たり前だ
雪
まだ3歳半ばだった
雪
それをコイツはッ
雪
自分の親や梨々の親、2つの組同士が睨み合ってる前で
雪
細いロープに輪がついたのと
鋭い寸鉄で
鋭い寸鉄で
雪
その時だ。梨々の身体に
異変が起きたのは
異変が起きたのは
雹
よく覚えてる
雹
あの日、この子の首筋に印が出た
雹
その時まで俺らでさえが
信じてなかった呪いの存在を
信じてなかった呪いの存在を
雹
認める事になったんだ
杞優
梨々様の首筋に光りながら
1つの印が付いた
1つの印が付いた
杞優
それはとても
厄介な呪いだった
厄介な呪いだった
梨々亜
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
雪
梨々!止めて
梨々亜
ア゙ガア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
雹
お嬢!
杞優
梨々ねぇ!
雷亜
ッヒヒッ(泣)これで
梨々と俺は同じ
"化け物"だ







