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春夏

(……スマホ…壊れちゃった…かな)

明日香

春夏ちゃん!

春夏

明日香ちゃ…

明日香

足!大丈夫なの?

春夏

……え?

明日香

あれ、捻挫じゃなかった?

春夏ー!

足大丈夫か?

春夏

2人とも…何言ってるの?

明日香

え…?
なにが?

???

春夏

足怪我なんて…してないよ

明日香

え…

明日香

何言ってるのーw

記憶喪失のふり?
それともガチめの?w

春夏

いや、記憶喪失とかじゃなくて…

春夏

(え…なんで明先輩が
亡くなったっていうのに
こんなテンション…それに捻挫…)

拓海

おい、春夏弁当忘れてんぞ

明日香

(ほわっっ!)

春夏

あ、ありがと

明日香

小声(わぁ…イケメン…)

小声(だねー)

拓海

あ、春夏の友達?

明日香

はい!

はい!

拓海

これからもよろしくしてやってな

春夏

もう学校遅れるから行くよ

拓海

行ってら

春夏

…ねぇ2人共…

明日香

ん?どした

ほい

春夏

今日って何日?

え?今日は

5月22日だよ

???

おはよ

春夏

?!

後ろから声がした

春夏が「まさか…」 と思った瞬間

明日香

おはようございます!

おはようございます!

2人の声にビックリして 春夏はつい後ろを 振り向いてしまった

そこには

春夏ちゃ〜ん?

春夏

お……はようございます…?

なんで疑問形w

なになにどうしたのw

明日香

めちゃくちゃビックリしてるじゃん

春夏

え、明先輩……?

そうだよ?

明日香

今日春夏ちゃん朝から変だねー

…ね

あ、もうすぐで朝の会始まるから
行かなきゃね

明日香

そうですね!

バイバイ

春夏

……

愛菜

みんなおはよー!

おっはよ

春夏

………おはよ

明日香

おはおは〜

愛菜

今日1時間目理科になったって

明日香

え!数学楽しみにしてたのに!

数学、理科どっちも嫌い……

明日香

地獄じゃんw

愛菜

私は理科の方が好きなんだけどな

春夏

(この会話聞き覚えがある)

春夏〜
どうしたの?

ずっと黙ってるじゃんか

春夏

いや考え事

明日香

1人で悩んでるより相談した方が
早く解決することあるかも…

春夏

大丈夫。

明日香

え…そう

春夏

ごめんね。
これは私にしか出来ないことなの

明日香

明日香

そ、そうなんだ

まぁ悩みすぎにも気をつけてよね

愛菜

そうそう

明日香

第2理科室ってどこだっけ

えっとね2階だった気がする

愛菜

みんなについて行けば大丈夫だよ!

春夏

(もし、本当に…22日なら
まだ……)

やり直せるよね

春夏

(こんなこと…信じられないけど
でも…このまま終わるより
行動して失敗した方がマシ…)

春夏

(確か…先輩達が
ドッキリ仕掛けるって
言ってたよね…)

春夏

(でもせっかくの企画だし…)

明日香

春夏ちゃん?

春夏

あっごめん、どうした?

明日香

いや、ずっと
呼んでるのに気づかないから

春夏

ごめん考え事

明日香

……そっか

春夏

(多分私が何かしない限り
〝前の22日〟と変わらない…)

春夏

(とにかく余計なことはできるだけしないでおこう…)

春夏

(絶対…明先輩を死なせたりしない)

…険しい顔してどうした?

春夏

え。そんな顔してたかな…w

うん、してた

大丈夫?

春夏

うん、大丈夫。

春夏、色んなこと
抱え込みやすいんだろうね…
気をつけてよ

春夏

え…うん

春夏

(そんなわかりやすい顔
してたかな)

春夏

(…あ)

春夏

(理科室行く時…
前って教科書忘れてたよね………)

春夏

(これで何か
変わるとかあるのか…な)

春夏

(理科室から教室にもどるとき八重香ちゃんと明先輩見たし…)

……

明日香

ごめん〜用事あるから先に
帰るね!

あっ…ごめんっうちも塾があって

春夏

わかったー

ほんとごめん

春夏

全然 大丈夫だよ!

ありがとー

明日香

また明日ね!

また明日〜

春夏

うん!バイバイ

春夏ちゃん

春夏

…っ!?

春夏

(あ…分かってたのについ…)

え、そんなにびっくりした?

春夏

あ、いやいきなり来たのでw

あのさ〜一緒に帰らない?

友達がさ〜居残りで先に
帰っててってさー

春夏

そうなんですか

周りの視線が前より 痛くないように感じた

春夏

……

どうしたの〜
なんか暗いね?

八重香

なにしてるの

春夏

(あ…そっか…ここで)

八重香?!

どうしたの

八重香

明くん寂しがり屋だから
一緒に帰ってあげようと思って

いや、春夏ちゃんと帰るから
八重香は先に帰っていいよ

八重香

……そう

春夏

(ここは前と
同じにした方がいいのかな…)

春夏

い、いいんですか…
彼女さん

え?彼女じゃないよ
妹だよ

全く…あいつ
いつも明くんなんて呼ばないのに

春夏

そうだったんですね

春夏

(なんか分かってるのに
何だか胸が痛くなった…
気がする)

ん?もしかして
春夏ちゃん俺の事好きだったりして…

って冗談だよ

春夏

好きです

え?

春夏

先輩が…好きです

ほんと?

少し悲しそうに俯く私を 先輩がのぞいて言う

うん。俺も好きだよ

そう言って先輩は優しく 私の頭を撫でる

春夏

(嬉しいのに…
なんで…モヤッとするんだろう)

春夏

(どうしよう…
緊張と不安で胸が潰れそう)

……大丈夫?

調子悪い?

春夏

あ、いや大丈夫です

そう?顔色悪いけど休んだ方がいいんじゃない?

春夏

あー…えっと寝不足だからですかね…

こら、ちゃんと寝ないとだよ?

春夏

はい、気をつけますね…

八重香

あっ、遅いと思ったら
彼女とイチャイチャして…

え、なんで

八重香

分かってるよ!そんなん

八重香

早く帰ろっ

あ、うん

そうだ、春夏ちゃん

春夏

はい

25日俺の誕生日でさ
俺ん家で誕生日会やるんだけど
春夏ちゃんも来ない?

春夏

…いいんですか

うん!
あ、友達も誘っていいよ!

八重香

え…知らない人くるの?

八重香の知らない人は来るかもね

八重香

まぁいいや…
その日舞ちゃん家行ってくるから

早めに帰ってこいよ

八重香

はいはい

それじゃ春夏ちゃんまたね

春夏

はい

春夏

ただいま

誰もいないリビングに 自分の声だけが響いて はぁ…とため息をつく

〘前と同じように〙 2人にメッセージをうって 同じ言葉が帰ってきて 〘前と同じように〙 予定を立てて 前と…

そんな事をしてると ふと脳裏に過ぎる 《言葉》

《何してるんだろう》

春夏

ほんと…なんの為に…

《明先輩を死なせない為》 なのは分かってる

けれど…

春夏

本当に未来は変えられるのかな…

春夏

こんな事して…
ほんとに何か…変わるの?

ずっと…ずっと まわり続ける思考

この謎はきっと誰も解けないだろう

5月25日

今日必ず…

明日香

今日明先輩の誕生日だね!

今日朝会えなかったね…

明日香

ねー残念

愛菜

いいなぁ…私も塾さえなければ

明日香

もう塾なんて休んじゃえー

愛菜

それが出来ないんだよね

あちゃー

明日香

大変…だね

春夏

お邪魔します

明日香

お邪魔します…

いらっしゃい

明日香

わぁ…オシャレ…

春夏

………ね

懐かしい匂いに少し瞳が潤う

春夏

(花音さんと真斗さんのドッキリは
少し無理言ってやめてもらったから…)

春夏

(これで大丈夫…だよね?)

早瀬

準備出来たぜ

お、ありがとう
早瀬

早瀬

あとれみと花音と真斗が来るってさ

分かった
じゃあ2人が来るまで雑談でも…

ガチャン

花音

え、開いたんだけど

真斗

マジかよww

いらっしゃい

花音

おー明お邪魔します〜

真斗

お邪魔〜

花音

あ、この2人が来るって
言ってた1年生?

そうだよ

花音

はじめましてー
花音です

真斗

俺は真斗

春夏

はじめまして
春夏です

明日香

明日香です!

花音

…ほい、これ
ジュースとアイスな?

真斗

おっしゃっ!

花音

なんであんたが喜んでんだよ

花音

あ…ごめんっ
1年生の分忘れてた

春夏

大丈夫ですよ

明日香

全然へーきです!

真斗

なんで大っきいの
買ってきて無いんだよ

花音

きゅ、急だったからだよっ

花音

ちょっと明買ってきてよ

は?!

春夏

?!

春夏

(や、やばっ
それは予想外…)

いや別にいいけど…

春夏

わ、私が行きましょうか!

花音

えっ、いや大丈夫だよ

春夏

いや、私がいきます!

春夏

明日香ちゃん何がいい?

明日香

えっと…いちごミルク…

明日香

あ、あとでお金返すね

春夏

大丈夫だよ

えっと…気をつけてね?

春夏

はい

春夏

(明先輩の方が…心配ですけどね)

ありがとうございました〜

春夏

よーし帰ろっ

???

くそっ

ドンッ

春夏

……い……った…

男の人が私にぶつかった次の瞬間 腹部にとてつもない痛みが走る

春夏

いっっったい…痛いっ…

???

もうこいつでいい

周りの人は慌てふためき 「警察!」「救急車!」 と叫んでいるのが見えた

春夏

(え…なに…痛い…イタイ…イタイ…)

男は私の腹部と胸部を 滅多刺しにした もう声も悲鳴さえも 痛みで出なかった ただ男が私の体を刺してるのを 横目で見ているだけだった 私の視界が真っ赤になるほど 意識は遠のいていって 痛みも消えていった

春夏

…何ここ

春夏

何も…感じない
何も聞こえない…

春夏

え…私死んだの?

春夏

どうなってるの…こ…

目を覚ますと

自分の部屋にいた

春夏

は?……え

春夏

待ってもしかして!!

拓海

おい、遅刻するぞ
早く起きろ

春夏

……っ!!

スマホを見ると日付は

22日だった

こんばんは

どうもー主ことアリスです

唐突ですが
疲れました

指が限界です( •̀ω•́ )✧

もうやばい(語彙力)

さて更新遅くなりましたが9話です

9話です(2回目)

3度また君と書いたのは
もう学校の昼休み暇で書いたっていう設定ふわふわな物語でまさか9話まで連載するなんて
夢にも思ってませんでした

本当に皆さんここまで
支えてくださり
ありがとうございます!

ちょっとハート連打しよ
ちょっとコメントしよ
とかいう
皆さんの〝ちょっと〟が支えになってます!

今日のあとがきは疲れたので
このくらいで勘弁してくださいw

ただ何度も言ってる通り本当に
皆さんには感謝してます

もう大好きです!

テラーこれからも頑張ります!

それでは!

9話! 見てくださりありがとうございます

また今日も ❤︎やコメント お待ちしております

それでは (もしかしたら最終回) 10話で会いましょう

バイバイ!

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