満がいなくなってから初めてのクリスマス
外は幸せそうで
満との初めてのクリスマスを思い出す
満
遅れてごめん
紗菜
待っているの楽しかったから許す
紗菜
後ろのはな~に?
満
あっ‼
満
紗菜に似ている花だと思って買ったんだ
紗菜
本当!?
紗菜
うれしい~
あの時は照れながら花をくれたっけ
私のために選んでくれたって思うとすごく嬉しかった
こんなこともあったな
満
お昼どうしたい?
紗菜
もう決まってるんじゃないの?
満
ばれた?
紗菜
顔に出てるもん
紗菜
本当に嘘がつけないね
紗菜
(そんなところも好きだけど)
満
ここを予約したんだけど
満
あれっ
満
ごめん
満
できてなかったみたい…
紗菜
かわいい~(笑)
満
本当にごめんね
紗菜
いいよ
紗菜
いつものところで
満
でも…せっかくのクリスマスなのに
紗菜
満と一緒にいられたらどこででもいいんだよ
満
ありがとう
この時はびっくりした
不意打ちのハグで
真っ赤になった顔をみられるのが恥ずかしかったな
まだまだたくさんの思い出を作るはずだったのにな
いつも満とのことを考えているよ
過去ばっかり振り返っていてもダメなんだけどね
満のためにも私は前を向かないと
サンタさん
私に勇気をください
前に進める勇気を







