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ある日露伴はテイワットと呼ばれる大陸で目覚めた。聞いたことの無い場所で唯一の手がかりは露伴が杜王町で最後に見た謎の正方形の【物体】。
それについて調べるため露伴は西風《セピュロス》騎士団へ助けを求めた。 騎士団は今は風魔龍と呼ばれる魔物による被害の対策および事態の収拾に手がいっぱいになっていて【物体】を調べるのに人員を割ける状況じゃない。それを聞いたパイモンは露伴が騎士団を手伝わさせるよう促した。しかし、今すぐにできることなど無く宿で待機する他なかった。数日後、露伴がネタ探しのためにモンドにある大きな教会へと向かった。
その道中ジンが誰かと二人で話しているのを見つけた。 なにやら重要そうな単語が聞こえてきる。二人の会話が終わり、ジンと話していた人が帰ると露伴とパイモンの方を見ると二人のところまでやってきた。
ジン
ジン
ジンは深刻そうに言った
パイモン
パイモン
ジン
ジン
ジン
パイモン
パイモン
【ファデュイ】、スネージナヤの外交官の代表団だ。肩書こそちゃんとしているが良くない噂が多い。
多国にスパイを派遣しているだの魔神戦争を再び起こそうとしているとかそれっぽいものから冗談みたいなものまで色々言われている。 露伴もテイワットへ来てから何度かそのような話を聞いたことがある。
ジン
ジン
岸辺露伴
ジン
ジン
第一章 第二幕 〜涙のない明日のために〜
露伴たちは騎士団本部に戻った。そこにはリサがジン達を待っていた。 全員が今円状に用意した席へ座るとジンが露伴にスネージナヤを簡単に説明した。
モンドとスネージナヤは同じく、七国の一つだ。モンドは独立した城で、どの国にも属さない。 【冬の国】とも呼ばれるスネージナヤはモンドとも外交関係を結んでいる。しかし外交に関して、 ファデュイはおそらくこの大陸で最も勢いがあると言える。
岸辺露伴
露伴は森で見た謎の緑の男と風魔龍が去った後にあった赤色の結晶を取り出し見せた。
ジン
ジン
リサ
リサはそれを見ると光に当てたり、元素を流したりしている。 彼女はそれを凝視しながら言った。
リサ
リサ
リサ
リサがそう言い部屋から出ようとドアノブに手をかけたその時、鋭い痛みがリサを襲う。 リサはふらつき、近くにあった棚に手をついて体を支えた。
リサ
リサ
リサ
リサ
リサ
パイモン
パイモン
露伴は急いでパイモンの口を塞いだ。モゴモゴ言っていって手がこそばゆい。
今、別の世界から来たとか聞かれたら「奇人」とかのレッテルを貼られたり、怪しまれたりするのはゴメンだ。パイモンは怒りながら露伴が突いた。
パイモン
リサ
岸辺露伴
岸辺露伴
リサ
リサ
リサは少しの休むと図書館へ資料を探しに部屋を出た。
ジン
岸辺露伴
ジン
ジン
ジン
ジン
岸辺露伴
ジン
もちろん知っているし聞いていた。が、露伴は知らないことにした。
ジン
岸辺露伴
パイモン
ジン
ジン
岸辺露伴
岸辺露伴
ジン
ジン
ジン
ジン
ジン
岸辺露伴
岸辺露伴
グゥゥゥ──
大きく鳴り響いた音の出ところはパイモンの腹だった。 パイモンは恥ずかしそうに顔を赤らめていた。
岸辺露伴
パイモン
岸辺露伴
【鹿狩り】 モンド料理の代表的なレストランだ。モンド城へ住む者ならここを訪れたことが無い者はいないと言われるほど、料金、味、親しみやすさどれを取っても高水準なのだ。
露伴とパイモンは屋外の席へ座りドドリアンの海鮮スープを鳥肉と野生キノコの串焼き二つを注文した。
岸辺露伴
パイモン
岸辺露伴
岸辺露伴
パイモン
パイモン
パイモン
パイモンの言葉を遮るように皿がドンッと音を立ておかれた。
海鮮の匂いが腹を刺激してくるカニの入ったいるスープ、そして腹ペコなれ見るだけでよだれが止まらなさそうなキノコと鳥肉の串焼きにがっついた。
パイモン
岸辺露伴
パイモン
パイモン
岸辺露伴
パイモン
パイモン
パイモンが指を指した方向にはたしかにこの前森で見た緑色の服の男酷似した少年が歩いている。
岸辺露伴
パイモン
本人じゃないか!
二人の言葉が重なり大きく響いた。 その緑色の服の男は大きな声に驚いてビクッとしていた。 振り返り露伴たちの顔を見るなり嫌な顔をし、少年そそくさとどこかへ行ってしまった。
露伴とパイモンは逃がすまいと明らかにお代以上のモラ(この世界でのお金)机においてから駆け出した。 駆け回ること数十分、清泉町《きよいずみちょう》と呼ばれる小さな村で緑色の男は露伴たちに追い詰められてしまった。
岸辺露伴
岸辺露伴
男
男
岸辺露伴
男
パイモン
岸辺露伴
男
岸辺露伴
岸辺露伴
緑色の男は肩を上下させ「何も知らないよ」と言いたそうな顔をして露伴の目を見た。 お互い走り疲れ、息が乱れていて「ハァ……ハァ」という息の音だけが聞こえる。
岸辺露伴
岸辺露伴
男
男は本当に何も知らなそうな反応だった。
岸辺露伴
男
男
男
岸辺露伴
場の空気は完全に張り詰めていた。 何かの拍子で殴り合いにでもなりそうな空気だ。
パイモン
岸辺露伴
男
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
岸辺露伴
【天国への扉】 これは露伴の持つ【スタンド】の名前だ。 スタンドとはその人の持つ【精神エネルギー】が具現化したものだ。 彼の【スタンド】の持つ能力ほ相手を本にしてその相手の体験を読むことができる。 さらに、そこに文字を書き込めば人知を超えたものでなければ【命令】することができる。 そしてこの【能力】は全員に効くわけではない。 効きやすいものとそうでないものがいる。その差は露伴と【波長】が合うかどうかだ。【波長】が合うものはそれだけ【天国への扉】の能力が効きやすく、波長が合わないものは効きにくいだけでなく。能力が発動するしないこともある。 しかし、今までそんなことは一度もなかった。いや、一度だけあった。しかし、それは【天国への扉】が発現してからすぐだったからと露伴は思っている。 今回は昔とは違う。効かないだなんてそれこそ人知を超えた存在じゃないとありえない。
ウェンティ
ウェンティは全身に感じたことのないひどい不快な感覚を感じ、反射的に露伴に弓を向けた。
岸辺露伴
露伴の額には冷や汗が滲んでおりそれに気づいたパイモンはどうしたのかはわからないがただ事じゃないことに気づいた。 なぜなら、この岸辺露伴という男、弓を向けられたくらいで冷や汗をかくような人格していないからだ。
ウェンティ
ウェンティは露伴の鞄を指さした。 露伴はもしやと思い、【風魔龍】が去った後に残されていた赤い結晶を取り出して見せた。
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
岸辺露伴
露伴は地面に【風魔結晶】を落としてしまった。 それに気づいたのは故意ではない。なぜなら『気づいた』のだから。 たまたま落とした【風魔結晶】を拾うためにかがむのが面倒くさかった。それが理由だ。 露伴は【天国への扉】の少年のような象の手が【風魔結晶】に触れた瞬間!
浄化されたのだ
ウェンティいわくそうらしい。 綺麗とは形容しがたい血のような色の結晶が、透き通った綺麗な水色のクリスタルえと姿を変えたのだった。
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
パイモン
岸辺露伴
岸辺露伴
パイモン
岸辺露伴
岸辺露伴
岸辺露伴
岸辺露伴
パイモン
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティ
ウェンティ
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティの言う大聖堂とは 西風《セピュロス》大聖堂のことだ、西風大聖堂一番の特徴は巨大な神像が大聖堂の前へと祀られているところだ。 こんなに大きな神像が祀られているが【自由】を教えた風神は本当にそんな壮大な神像が必要だったのか……と露伴はネタ帳に記している。
岸辺露伴
ウェンティ
ウェンティ