林檎
林檎
林檎
林檎
林檎
※色々な状況を入れているので、地雷がある方はUターンをおすすめします。 ※微R18表現はあります。
タルタリヤ
鍾離
鍾離
寝たいのは山々なのだが、ここ数日寝ているばかりなので睡魔が全く無いのだ。
どうにかして寝ようとしても頭の痛さが邪魔をして中々寝付けない。
タルタリヤ
タルタリヤ
鍾離
鍾離
いつもなら沢山売られている不卜盧に売られていないとなるともうどうしようもない。
俺はつくづく運が無いと感じてしまう。
タルタリヤ
鍾離
タルタリヤ
いつも通りの先生だった。
放浪者
散兵が壁にもたれ掛かりながら話しかける。隣の部屋から歩いてきたのだ。
熱の所為で頬を少し赤らめ、肌が若干湿っている。
人形と聞いていたのだが、人間にしか見えなかった。
鍾離
放浪者
鍾離
タルタリヤ
タルタリヤ
放浪者
そう言ってギロリとこちらを睨む。
ファデュイに居た時と変わらないような睨み方だったが、こちらには岩神が付いているので全く屈辱では無かった。
タルタリヤ
鍾離
放浪者
鍾離
放浪者
放浪者
鍾離
放浪者
鍾離
放浪者
そう言って顔に青筋を立てる。かなりイラついている様子だった。
鍾離
鍾離
タルタリヤ
鍾離
そう言って鍾離先生は部屋から出て行った。
ふとここで気が付いた。この部屋には散兵と俺の2人だ。
気まづい…。
散兵は俺をファデュイから追放した張本人。
俺はもう怒ってなどいないのだが、散兵がどう感じているのかは全く分からない。
恐る恐る視線を向ける。
する散兵はこちらの視線に気付き猫のような目で睨む。
放浪者
タルタリヤ
タルタリヤ
放浪者
図星をつかれてしまい、しどろもどろしてしまう。
タルタリヤ
放浪者
タルタリヤ
放浪者
放浪者
やはり人間でも頭はいたくなるものなのだな。
先生にやられていた時も痛そうな表情だったなと思い出す。
タルタリヤ
タルタリヤ
無難な質問だ。
熱が出ている俺達には頭を働かせない良い質問だと思う。
放浪者
放浪者
放浪者
そう冷たく言い放った。
もう少し関心を持っても良いのではと思ったが、口には出さないでおく。
タルタリヤ
放浪者
そうだ。散兵は相棒じゃなくて旅人と言わないと伝わらないんだ。
タルタリヤ
すると散兵は驚いた表情を見せて焦った口調で喋り始める。
放浪者
放浪者
何故焦るのか理解が出来ない。
相棒は急に攻撃したりする人じゃない筈だ。
疑問を抱えながら口を開く。
タルタリヤ
タルタリヤ
タルタリヤ
放浪者
急に叫ばれて耳が痛い。
叫ばれるような事はしてないはずなのだが…
タルタリヤ
タルタリヤ
放浪者
熱のせいだろうか。散兵の頬が先程よりも赤くなっている気がする。
しばらく考えていると、その答えが頭を巡る。
タルタリヤ
放浪者
タルタリヤ
放浪者
''はい''と言わんばかりの顔の逸らし具合だった。
予想外だった。散兵と旅人がそんなに仲が良かったなんて…。
放浪者
タルタリヤ
タルタリヤ
その瞬間、俺の視界は天井を映していた。
何が起きたか分からず、枕に頭が着地する。
刹那、先生の声が聞こえた。
鍾離
鍾離
空
放浪者
放浪者
鍾離
鍾離
視界の端に映る散兵の顔は、赤ではなく青だった。
一先ずリビングへと移動し、テーブルを囲うように座った。
さっきは気まづいなど微塵も気にしていない様子だった散兵が、今では気まづそうな表情をしている。
鍾離
俺は事の発端から殴られたまでの事を話した。
誰が来たか話していた事、散兵と旅人がそういう仲だった事等々…
空
空
放浪者
空
空
圧倒的に という言葉で散兵がどれだけ相棒に弱いかが分かった。
弱みを握ったような気がして、何だか嬉しい気持ちになる。
タルタリヤ
タルタリヤ
放浪者
放浪者
タルタリヤ
放浪者
タルタリヤ
自分でも情けない事を話しているなとは思う。
だがもうそんな事は気にしてなどいなかった。
放浪者
空
放浪者
空
放浪者
明らかに照れている。あの散兵が。
少し珍しいものを見れて嬉しかった。
不意に思った事なのだが、ここで俺も ''可愛い''と言ってみたら散兵は照れるのだろうか。
タルタリヤ
放浪者
結果、睨まれるだけだった。
どうしてこんなにも刺さるような視線を向けれるのだろうか。疑問でしか無かった。
タルタリヤ
放浪者
空
放浪者
遊び過ぎて何かを要求しているように見えたらしい。
散兵の意外な一面には慣れなかったが、新鮮でなんだか楽しかった。
散兵は、相棒の家で預かるという事で2人はしばらくしてから''手を繋いで''帰って行った。
そして今は俺がベッドに、先生が横の椅子に座っている。
ふと、先程の2人の光景を思い出し、先生の手が視界に見えたので握ってみた。
鍾離
タルタリヤ
窓の外を見るともう暗くなっており、静かだった。
俺は、握っている手を少し引っ張った。
すると、鍾離先生は笑みを浮かべて俺の寝ている布団に入った。
鍾離
タルタリヤ
鍾離
そう言うと鍾離先生と俺はキスをした。
付き合い始めてから少し経ったこともあり、慣れていた。
しばらくすると、キスは終わり、俺と先生は微笑みを浮かべた。
タルタリヤ
鍾離
タルタリヤ
鍾離
タルタリヤ
鍾離
タルタリヤ
鍾離
頭の痛さが飛ばすような。
頭の痛さを包むような。
そんな貴方の匂いが
俺は好きだよ──
林檎
林檎
林檎
林檎
林檎
林檎
コメント
2件
いい話だーーーーーー!🥰
「やはり人間でも頭は痛くなる」ってやつ「やはり人形でも頭は痛くなる」の誤字です!!!許してね!!!!