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「yaくん!yaくん!」

「だめよet、これ以上は」

「やめろ"、やめろぉ"」

深い森の中で感情の無い雨風が降り止まない中、 自分の声と、母の声が響き渡る

ぬかるんだ地面を一生懸命走る私に母のことを  気にする余裕なんてない

雲が空を遮り、霧は濃い

視界が悪いせいか、私は小枝に足を 引っかけてしまった

「ったぁ泣」

泥だらけで地面に倒れ込んでいる私を 母はそっと抱き寄せた

「et、もうやめなさい。yaくんはもう死んだのよ。  この世界からいなくなったの」

違う

yaくんは、yaくんは、!

ガバッ

et

はぁはぁ、

なんだ

et

(またこの夢か、)

この夢を見る時は決まって、 起きたら頬に涙が伝っている

私を庇ってくれた親もあの時豪雨に 巻き込まれて死んだ

et

ッうあぁ"泣

みんな死んだ

あの日の事を忘れられる日は来るのだろうか

思い出せば思い出すだけ辛くなる

あの子は私の光だ

いや、光だった

あの子を失った今、私には光という 存在はもう無くて、今にも消えちゃいたいほどに あの子がいないこの世界がどうでもいい

幼かったあの時から、もう、 全てがどうでも良くなった

「etさん初日早々遅刻しますよー」

et

うん、今行くね

もうあの時から12年が経つ

幼かった私も高校生になった

na

あ!etさんおはようございます

et

おはよ

この子は成瀬na 幼い頃からここら辺に住んでる 数少ない幼馴染だ

na

表情曇ってますが、なんかありましたか?

et

ううん別に

et

et

まぁ早く行こ

na

はい

きっと、私に何があった事なんて naさんにはバレてるだろう

でも、貴方にも思い出してほしく無い

「ッぁあ"まま、ぱぱぁ泣」

「と"こに居るのぉ"泣」

きっと、貴方の大切な人はもういない

et

(寂しいであろうのに、)

et

na

etさんやっぱり何かありますって

et

ううん、なんでも無いよ

それでも、いつも私に寄り添ってくれる naさんは私は好きだ

na

na

良かったです ニコ

例え、どんな貴方でも

et

来栖et 小さい頃に豪雨があり、大切な人を失った 今は幼馴染のnaと同居している

na

成瀬na etと同じで豪雨に巻き込まれ、親が死んだ 今はetと同居している 心の奥底には誰も知らない思いが、

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