竜胆
俺の事、好きじゃないよね?
竜胆
ごめん、!正直に言って欲しい、
純怜
…
竜胆
やっぱリ
純怜
ごめん!
純怜
でも待って、!
待って、
大好きだよ。
竜胆
欲しかったやつってコレ?
純怜
…え!
純怜
そうだけど、いいの!?
竜胆
全然!貰ってよ!
竜胆は私が思うよりずっと優しかった。
申し訳無いなぁ、
あの時は"断れば殺される"
そう決めつけてた。
竜胆
これからよろしくな!
でも私には
そんな事をする様な人じゃなかった。
今やっと確信した。
いつの間にか初めて異性を
竜胆を好きになってた。
純怜
…ごめん!我が儘だけど、
純怜
…最初は好きじゃなかった、
竜胆
…!本当にごめん、!脅してたよね、
竜胆
俺、浮かれてて、頭回って無くて、
純怜
…!いやでも私が悪いよ!
純怜
でも、
純怜
ごめん竜胆、
純怜
お願い、
純怜
もう一回だけ、やり直したい!
竜胆
…本当に?
竜胆
もう合わせなくたって、
ギュッ
竜胆
!?///
純怜
…大好き。
純怜
嘘じゃない。
純怜
ごめん、本当に、
純怜
今は好きなの、
竜胆
…めちゃくちゃ嬉しい、
純怜
…!
純怜
それって、
竜胆
いいよ!
竜胆
俺からも!
竜胆
もう一回、
竜胆
俺と付き合って!
純怜
…!本当、?
竜胆
本当!
純怜
…ありがとう、竜胆、!
純怜
じゃあ、これからも、
純怜
よろしく、!
竜胆
おう!!
純怜
…いい、?
竜胆
…もちろん、!
チュッ…
二人の心は花開いた。
竜胆は竜胆の花を。
純怜は菫の花を。
二人の花は美しく、
どの花よりも輝いて見えた。
それは片方の花、
菫の花の…
棘までも
輝いて見えた。