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病院に着いて (病院は、かかりつけ医なので、みんなの事を小さい時から知っている)

辰哉

俺、受付してくる

お願い

康二

照兄…抱っこ……

(康二を抱っこして)
まだ寒い?

康二

少し……

辰哉

「熱測って下さい」ってさ

康二、ちょっと体温計挟むよ?

康二

ん……

ピピピッ ピピピッ

うわっ……

辰哉

ん?何度?

(体温計を見せて)

辰哉

38.6℃…だいぶ上がったな

看護師さん

こちらへどうぞ

あ、はい(康二を抱えて)

医師

今日はどうしたかな?

昨日の夜中から熱があって、お腹も痛いみたいで

医師

康二くん、ちょっとお腹触るよ?

康二

痛い……

医師

痛いね

医師

うん……最近ご両親を亡くされたんだよね?

辰哉

はい……

医師

康二くんは、ご両親を亡くしたショックと環境が変わった事によるストレスで熱が出たり、お腹が痛くなったりしてるんだ

辰哉、照

ストレス……

医師

特に、康二くんは繊細な子だから余計にストレス感じたのかもしれない

医師

だから、できるだけ寄り添ってあげたり、話を聞いてあげたりしてね

辰哉、照

わかりました

辰哉

学校って、行かせて大丈夫ですか?

医師

学校は…まぁ本人の気持ちと体調次第だけど、
あんまり無理はさせないであげて

辰哉

わかりました
ありがとうございました

帰り道

俺たちが思ってるよりストレス感じてたんだね

辰哉

ね、康二いつもうちのムードメーカー的存在だから平気かなとか思ってたけど
こう見えて意外と繊細なんだよな…

大介

不在着信

不在着信

辰哉

あっ、大介から不在着信入ってる
ちょっと電話すんね

うん

プルルル プルルル

大介

もしもし

辰哉

あっ、もしもし大介?

大介

うん

辰哉

さっき電話くれた?

大介

電話?したよ

辰哉

どした?

大介

帰って来たら鍵開いてないし、今日俺鍵持ってないしで家入れないから電話した

辰哉

え?「帰って来た」って……まだ12時半だよ?

大介

今日学校早く終わる日だよ?
兄ちゃん忘れてた?

辰哉

ごめん…すぐ帰るからもう少し待ってて

大介

わかった

電話を切って

辰哉

お待たせ

大介何だって?

辰哉

今日学校早く終わる日だったらしい

マジで?

辰哉

で、「鍵開いてないから電話した」って

今日大介、鍵持って行かなかったの?

辰哉

持たせるの忘れた

はぁ…とりあえず早く帰ろ

うん

っていうかあいつ、スマホ持ってたの?

辰哉

え?

学校行く時はスマホ持って行かない約束じゃなかったっけ?

辰哉

あ、ほんとだ

こっそり持って行ってたんだ

辰哉

後で叱らないと……
照よろしく

え?なんで俺?

辰哉

こういうのは、俺より照が言った方が良さそうだから

何それw

辰哉

大介いない

え?

辰哉

大介〜、大介〜

大介〜

すると庭から声が

大介

いるよ〜

庭に行くと

辰哉

大介、何してんの?

大介

兄ちゃんたち来るまで暇だったから遊んでた

辰哉

そっか、お待たせ

大介

康二病院行ったの?

辰哉

うん

大介

康二大丈夫?

辰哉

大丈夫

辰哉

中入ろ

大介

うん

大介

ただいまぁ〜やっと入れた〜

辰哉

ごめん

辰哉

手洗えよ?

大介

はーい

辰哉

照頼んだ((コソッ))

えぇ……

辰哉

後でチョコやるから

わかった……

じゃあ康二よろしく

辰哉

わかった

長くなりそうなので一旦切ります つづく

突然始まった両親のいない生活

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