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(事務所の空気が一変した。奥から現れた銀髪の男性――福沢社長が、ただそこに立っただけで、太宰さんも乱歩さんも一瞬で私語をやめた。)
福沢
(社長の鋭い眼光が、壁に埋まっている太宰さんと、立ち尽くす私に向けられる。私はその眼力に圧倒されて、思わず一歩後ずさった。)
白聖 結奈
国木田
福沢
(社長は私の目の前まで歩いてくると、ふっと視線を落として、私の手元――力が暴走した後の僅かな光を見つめた。)
福沢
白聖 結奈
福沢
白聖 結奈
福沢
江戸川乱歩
福沢
福沢
国木田
白聖 結奈
太宰
(太宰さんが手渡してきたのは、小さな通信機だった。……お守り? と首を傾げたけれど、太宰さんの目はなんだか楽しそうに細められていて、少しだけ嫌な予感がした。)
敦
(敦くんはなんだかソワソワして、目が泳いでいる。……? 研修なのに、そんなに緊張するものなのかな?)
(現場に着くと、そこには「爆弾」を抱えて叫んでいる一人の男がいた。)
犯人?
白聖 結奈
国木田
白聖 結奈
(…異能力『神と仏』)
犯人?
(犯人が瞬きをする間もなかった。私は一歩で数メートルの距離を消し飛ばし、犯人の死角からその懐へと滑り込む。手にしたナイフの銀光が、犯人の首筋を冷たく撫でた。)
白聖 結奈
(私の声は、自分でも驚くほど低く、冷たく響いた。瞳は金と銀に不気味に発光し、背後には巨大な仏の影が、怒れる明王のように犯人を圧伏している。 犯人は、蛇に睨まれた蛙のように硬直し、爆弾を抱えたまま指一本動かせなくなった。)
国木田
敦
(沈黙が支配する部屋。私のナイフが犯人の皮膚を僅かに掠め、一筋の血が流れたその時。 ……私の耳元で、通信機から軽薄な声が響いた。)
太宰
白聖 結奈
(私が呆然と呟いた瞬間、目の前の犯人の姿が陽炎のように揺らめいた。 雪が舞うような視覚効果と共に現れたのは、茶髪の優しそうな少年――谷崎潤一郎だった。)
谷澤
(谷崎さんはその場にヘナヘナと座り込み、首筋を抑えながら半泣きで訴えてくる。)
敦
白聖 結奈
(慌てて爆弾(?)を覗き込むと、そこにはデジタル時計の代わりに『合格』と書かれた紙が貼ってあるだけだった。……拍子抜けするほど、ただの箱だ。)
白聖 結奈
(急に全身の力が抜け、ナイフをポロリと落としてその場に座り込んでしまう。 金と銀に輝いていた瞳も、いつの間にか元の色に戻っていた。)
太宰
(通信機の向こうで、太宰さんが誰かに問いかける。 すると、部屋のスピーカーから重厚な、けれどどこか温かい声が響いた。)
福沢
白聖 結奈
福沢
白聖 結奈
(探偵社に戻る道中、私は何度も隣を歩く谷崎さんに謝り倒した。さっきまでの殺気こへやら、今の私は申し訳なさで消えてしまいたい気分だ。)
谷澤
(探偵社の扉を開けると、パンッ!という派手な音と共にクラッカーの紙吹雪が舞った。)
江戸川乱歩
太宰
国木田
(国木田さんが差し出してきたのは、探偵社の社章と……「神と仏」の能力を制御するための、新しい、少しオシャレなデザインの手袋だった。)
白聖 結奈
(みんなの笑顔を見て、私はようやく心から笑うことができた。……けれど。その時、ふと背筋に冷たい何かが走った気がした。)
ごめんなさい場面変えるの忘れてました
白聖 結奈
(窓の外、遠くに見えるポートタワー。その影に潜む「闇」が、私の存在を見つけたような、そんな気がして――)
ーーその頃。
ヨコハマの闇を統べる組織、ポートマフィアの薄暗い一室。
???
(黒い外套をなびかせた男が、監視カメラの映像に映る結奈の姿を、鋭い眼光で射抜いていた。)