BLの初の読みきりです。
あんじ
かいじ
主
俺はあんじ。かいじのことが好きだ。でもかいじはモテる。たがらいつも嫉妬してる。今だって…
じょう
かいじ
じょう
かいじ
俺も居るのにかいじは俺の知らない話をじょうとしてる。内心思う、かいじはじょうのことが好きなんじゃないかって…
あんじ
そんな毎日だった。あのときまでは。
その日はたまたまかいじと一緒に二人で帰った。俺は嫉妬心とかいろいろな感情を悟られたくなくてもう何度も話した話をかいじにする。
でも…かいじの一言で終わった
かいじ
あんじ
頭が真っ白になった。なんて言えばいいのか分からなかった。ただ、“そうなんだ”としか言えなかった
その後、どうやって家に帰って来たのか覚えていない。たしかあの後…
あんじ
かいじ
あんじ
かいじ
あんじ
かいじ
あんじ
思い出したら涙が出てきた。 そっか俺…失恋したんだな…
あんじ
俺は何がダメだったんだろう。どうしたらかいじは俺を好きになってくれるだろうか。そう考えるだけで涙が出てくる。
あんじ
次の日
あんじ
じょう
かいじ
うらやましい。あの優しい声、あの優しい笑顔。 全部俺に向けて欲しかった…
放課後今日もかいじと一緒になった。昨日のことで気まずい。 そう考えていると
かいじ
呼びかけてきたとっさに俺は
あんじ
と、変な声が出た。
それを聞いて笑うかいじ。
かいじ
俺もつられて笑う 一通り笑った後かいじぎまた呼びかけてきた
かいじ
あんじ
今度はちゃんと言えたはずだ。 なのにかいじは黙ったままだ。
あんじ
いきなりかいじにキスされた。
あんじ
戸惑った俺を見てかいじは…
かいじ
あんじ
いきなり告白された
かいじ
嘘だろ、あのかいじが俺を好き!?!? ありえない 口に出ていたのか顔に出ていたのか かいじは
かいじ
と優しく微笑んでくれた。 あぁ、俺はこの顔に恋をしたんだな 初めてかいじに恋をしたことを思い出しているとき、かいじが
かいじ
また、キスをしてきた
あんじ
不意打ちで何も理解が追いつかない
かいじ
あんじ
自然と涙が出てきた。あぁ、俺は今幸せだ 夢にまで願っていたことが叶った
かいじ
あんじ
あれから十年
あんじ
かいじ
あんじ
かいじ
あんじ
かいじ
かいじ
あんじ
あれから俺たちはずっと一緒に居る。 変わらずずっと。でも唯一変わったとしたら…
俺たちの左手の薬指がリングで光ってることだ
主