テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
fu
目覚めて 1番に 感じたのは 、疲労 だった 。
最近 、慣れない事を しているせいか 睡眠をとっても 体調が 優れない 。
編集に 追われる事もない為 、普段より 安らげる筈なのに 。
そう思うと 、溜息をつかずには 居られなかった 。
fu
fu
このもどかしい 感情は 、とても言語化 できる ものでは無い 。
shu
rm
fu
メンバー の元気な 顔が見れるなら 、別に どうって事ない 。
そう思い 、ソファに 座ろうと 歩き出した時 だった 。
kz
突然 、かざねに 後ろから 抱きしめられた 。
fu
fu
kz
kz
fu
fu
rm
rm
fu
fu
少しばかり イラついて 、かざね の 手を解いた 直後だった 。
視界が ぼやけて 、立っていられなくなった 。
fu
fu
rm
ふうはやが 倒れそうに なった所を 、りもこんが 抱き留めた 。
目に生気が宿っておらず 、意識が 朦朧としている事は 直ぐに 分かった 。
kz
ふと 、ふうはやの方に 目をやると 、小刻みに 震えていた 。
まずいな 、そう思った 矢先 。
shu
kz
何故 、こんなに 連携が 取れているのか 。
勿論 それには 理由がある 。
ふうはやが 単独の お題 を出された あの日 、いつも通り 俺らは 就寝 しようとしていた 。
rm
kz
談笑をしていると 、しゅうとが 唇に 指を当てて 言った 。
shu
shu
inc
耳を澄ませると 、確かに 何処からか キーボードの 音が聞こえている 。
こんな 夜中に 一体誰が …… 、そう思った が 、そんなの 消去法で 絞られる 。
間違いなく ふうはやだ 。
そして俺は 、とある事を 思い出した 。
kz
kz
kz
暫く 沈黙が 流れた後 、りもこんが 言った 。
rm
rm
shu
kz
確かに 、休止中に 編集を 続ける メリットはある 。
けれど 、お題 なんていう 訳の分からないものが 常に身近に ある以上 、精神的な 負担も大きい筈だ 。
ふうはやの 限界が来た時 、本人からの 言葉が 聞ける その時まで 。
…… それが最善かなんて 、分からないけれど 。
密かに 見守っていよう 。
shu
持って来た 毛布を 掛けながら 、俺は りもこんに 聞いた 。
rm
rm
rm
kz
涙目に なりながら 、2人は そう呟いた 。
shu
俺がそう 言うと 、2人は 堪えきれなくなった 涙を 溢した 。
rm
kz
shu
俺には 分かった 。
気付いてあげられなかった 、注意してあげられなかった 。
そんな事を 、2人は 思っているんじゃ無い 。
'ふうはやにとって 、頼られる程の 存在じゃ無かった'
そんな事実が 、2人の 心を 抉っている 。
shu
shu
shu
ふうはやだって 。
その後に 続く言葉が 、思いつかなかった 。
頼られたい という気持ち 、メンバーに 心配を 掛けたくない という 気持ち 。
それらが すれ違って 生み出す 結果が これなら 。
どうしようも 、無かったんじゃないか ?
fu
fu
俺 、どうなったんだっけ 。
ぼんやりとした 記憶 を 頑張って 引っ張り出そうとするも 、それが かなり 難しい 。
結局 思い出せずに 居ると 、遠くから 声が聞こえてくる 。
fu
メンバーの声だった為 、ほっとしていると 。
突然 、こんな事を言い出した 。
rm
rm
fu
shu
kz
…… あぁ 。
なんて 馬鹿 だった のだろう 。
メンバー の言う 限界 は 、「 倒れるまで 」なんかじゃ無い 。
「 頼らなければ いけない程 、追い詰められた時 」だ 。
fu
届く筈も 無い言葉を 、涙と共に 溢した 。
fu
fu
と言う事は 、先程までのは 悪夢だった のだろう 。
いや 悪夢ではない 。
ただの夢 、で片付ける訳にもいかないが 。
辺りが気になって きょろきょろ 見渡すと 、しゅうとが 台所に 立っていた 。
そして 、座って眠っていた 俺の 両隣には 、かざねと りもこん がいる 。
fu
意識しないと 聞こえない程の 声量な筈だった 。
けれど しゅうとは 、俺が呟いた 瞬間に 振り向いてくれた 。
shu
fu
shu
fu
shu
fu
眠りから覚めると 、そこには 目を覚ました ふうはやが 居た 。
fu
fu
俺と かざねは 、ぎゅっ と 、ふうはやを 抱きしめた 。
rm
kz
思わず そんな 言葉を 吐き捨てたが 、ふうはやは 苦笑いをして 「 ごめん 」と一言 。
そして 、こんな事を 話し出した 。
fu
fu
fu
fu
rm
そりゃもう 、分かりきっている 。
だから 今日は 、'このお題が 出て '心底 良かったと 思ったのだ 。
fu
kz
kz
fu
fu
shu
rm
りもこんは 両手を 広げて 待っているし 、かざねは そんな 俺達を 写真に 収める気 満々だ 。
fu
fu
まぁ 、今日ぐらいは 気を許してみよう 。
俺は りもこんに 抱き付き 、暫く そのままでいた 。
人に頼ったり 甘えたりするのも 、案外悪く無いと 思えた 1日だった 。
因みに 、皆が 見た お題は こう言うものだった という 。
𝔻𝕖𝕪 𝟡 お題:甘える 対象:ふうはや 条件:その姿を 写真に収める事
閲覧 ありがとう御座います 。
主は 感動劇には ほのぼのを 混ぜたいと思う人です 。
序盤に とんだ感動劇を 入れてしまい 先が不安ですが 是非とも温かい目で 見守って下さい 。
次回更新予定 ▷ 8月31日 10:45
コメント
4件
本当に神作品すぎます!ふうはやさんが甘えるのめっちゃ可愛い!投稿頻度が速くてとても嬉しいです!これからも頑張ってください。
マジで神ですね✨ ふうはやさん甘えるとか可愛すぎます‼︎💖🫶 感動もあってほんとに最高です🥹 みんな可愛い〜💕 そして1日でたくさん出してくれるのめっちゃ嬉しいです! 続き待ってます‼︎ 頑張ってください👍
シンプルに感動系からのほのぼのへの繋ぎが上手すぎる!! ほぼ毎日投稿尊敬だわ