TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

魔族として生まれ 実験体として育てたれた 生まれてからの数年間 僕は無感情でしかなかった

僕が生まれたのは 小さな家だった そこは魔族が住んでいた場所だった

ホント可哀想に…
魔族としての誇らしい角もなく
生まれてきて
おまけに魔力を使うには寿命が
代償なんて…
魔族の恥だわ

性格も気弱で戦闘技術も無い

あなたは実験体以外のなんでもない
そのためだけに産まれてきたのよ

海月

はい

魔族に家族という文化は無い 親の顔なんか覚えてないし 興味もない 物心ついてから 実験体として扱われ それが自分の身分なんだと 自覚していた

こっちだ

海月

はい…

ある日 外に出された時があった 実験でも何も成果が無かった僕は ある新しい実験の被験者になった 実験の内容は当たり前だが 伝えられることはなく 人間に育てられることになった

特に何も思わなかった 部屋から見える人が走り回ってり してる景色をただ ぼーっと見て月日が経った

海月

…げほっげほっ…

大丈夫?

海月

?誰?

雪っていうんだニコッ
よろしくねニコッ

海月

雪…?

うん酷い咳聞こえたからニコッ
雪ね〜?実は少し凄いこと
できるんだ〜ニコッ

海月

…へぇ

いくよ〜?

(手を握る

海月

?少し…楽になった

そうニコッ
相手のことを思いやると
その子のことを少しだけ
癒せるんだニコッ

すごいでしょ〜ニコッ

海月

…すごいね

君は海月ちゃんって言うの?
よろしくねニコッ

あ!💦
そろそろバレちゃう💦
海月ちゃんまたねニコッ

海月

あ…うん

少し経ったあと 雪という人が 話しかけてきた 不思議な力を持っていて よく分からないけど また来るって言ってた

命令です

海月

明日ここを抜け出して
近くの森に走りなさい

海月

(過呼吸

海月

…はい

数カ月たった日 あの人からそれだけ伝えられた 何も知らなくていい 改めて自分が実験体なのを自覚した

海月

タッタッタ

海月

げほっげほっげほっ…

言われた通り 走った 体中が痛くて痛くて 倒れてしまった

大丈夫か?

海月

秋との出会いはここだった はたから見たら僕は 人間に見える だが実際は魔族であり 実験体の身だ 秋は少しだけ 人として見てくれた気がした

それから僕はまた あの家に戻された

海月

今からこの人たちの全てを
あなたに埋め込みます

海月

…どうし…

実験体に言うことはありません
少し静かになってもらいましょう

また人の街に返され 前とは大きく変わり 五体満足、魔法を使った戦闘ができ そして心ができた 花をきれいと思い 泣いている人が居たら寄り添いたい 人じゃないのに人のような

実験により記憶はあいつらの 都合の良いように埋め込まれ かりそめな自分だが 少しだけ好きになった

〜?

〜💢

夏希

〜w

〜💦

海月

微かに残るこの自分になる前の自分 どうしてしっかり 消してくれなかったのだろう どうしてこんなに辛いんだろう みんなから僕は全部奪ったんだ 今の旅だって あいつらの思惑通りに動いてるんだ あぁ…なんて申し訳ないこと してるんだろう 僕が生きてるのはみんなのおかげで でも僕が生きてることで みんなは苦しんでるんだ なのに…見つけようなんて 僕はみんなを旅に連れて行って

ごめん…みんなごめん どうして 僕生まれてきちゃったんだろ

全部、全部 僕の中にあったみんなの 大切なものを奪ったんだ

この作品はいかがでしたか?

46

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚