【⠀ドースバース⠀】 (軽く説明) 男女の性以外に ・ドラッグ ・クランク(今回使用しなかったので説明省き) ・ノーマル がある。 ・ドラッグ...身体が薬になる人間で、体調不良の人に触れると治すことができる。 ・ノーマル ...一般的な薬が効くが、ドラッグとの接触で薬よりもさらに回復高い効果を得ることができる。 【⠀ノーマルはドラッグと長時間接触することで''オーバードーズ''を引き起こし、接触が3日を超えると''中毒状態''になる。 中毒状態になったノーマルはドラッグと離れると死に至る。⠀】 ナムギュ:ドラッグ サノス:ノーマル かなり共依存 なんでも大丈夫な方のみどうぞ⤵︎ ︎ ーー 【⠀快楽と地獄への平歯車⠀】 ドラッグだからといって、今までの人生頼られてそれに応えたことはほとんど無かった。 金が上がればもちろん治してやったけど、無償の愛をやれる程俺は優しくない。 このゲームが終われば、アンタとはもう切ろうと思ってたのに。 「アニキ、なんかフラフラしてないですか? クスリやりましたっけ」 「ん…?わ、分かんね、してないとおもう。 ナムス、治せねーの…?」 ゲームを途中でやめ、クラブのライブ終わりに2人で駄弁ることが多くなったある日。 アニキがメインとしているクラブが俺の家に近いので基本そこで話すのだが、ふと彼の頭が揺れ出した。 アニキは俺が「ドラッグ」である事を知っているからその提案をしてきたのだろう。 彼の妙に冷えた頬に慣れたように触れると、ふと変な事に気付いた。 「...おかしい、全然、治らない」 「え、…?」 「アニキ、なんか変っす。 俺が触って治らない筈ないのに...」 「びょういん、行く...?」 「、はい」 見る度その顔が青白くなっている。なだれている手をもう一度握ってみても良くなっている気配はやはりない。 タクシーを呼んで、その冷たい身体を抱え上げた。 ーー 「結論から言うと、サノスさんは中毒状態になっています。」 「中毒…?」 病院に着いて数十分。ずっと待合室で待たされていたと思えばドタバタとアニキを連れて診察室に連行された。 未だぽやぽやとしているアニキは俺の肩に頭を預けていて、先程よりはマシになっているようで一安心する。 しかしその空気を断つように医者はその言葉を放った。 「あなたがドラッグだったのに治療が不可能だったのは、彼がノーマルであり、もう貴方に中毒を起こしているからです。 ノーマルがドラッグと3日間接触して発生するオーバードーズです。」 つらつら流れる単語を理解しようとしても頭から抜けていく。オーバードーズ。 前クラブで聞いたことがある。あれは... 「離れたら、死ぬ………」 「はい。ナムギュさんが出来ることはひとつ。もう二度と、サノスさんと離れないことです。」 ーー 家に帰って、アニキをベッドに押し倒した。 馬鹿みたいにタクシーの中で悩んだくせに、結局こうやって傾れ込ませる事しか思いつかなくて。 「もう、アニキは俺と離れられないんですよ。これから一生、死ぬまで、ずっと。 なんでもっと早くノーマルだ、って言ってくれなかったんですか…? 俺だって知ってれば、アンタとは...」 頭の中がぐちゃぐちゃで、伝えようとする声も震えてしまう。 ノーマルとドラッグが2人でいる事が危険だというのは知っていた。でも、アニキが何も言わなかったから。 世界の大多数「第二の性が無い」人なんだと思っていた。 「俺は死なないんだ、離れても。俺は何も苦しまない。もしそれがそこらへんの女男なら俺はもうとっくに離れてる。でも、アンタが…!」 「ッ、おれは、アニキのことが...ッ」 「なあ、ナムギュ。 どうする? _____全部、わざとだって、言ったら」 ーー クソッ、くそ、なんで!! なんだよ、それ!!____ 「ひ ッ゙ん、♡ あ ゙っ゙ い、♡♡やぁ゙ ッ ゙!!♡♡」 あの後、約制が効かなくなった。いつの間にか目の前が真っ赤になって、アニキの服を破くくらいの勢いで脱がせて。ベッドの横の棚に置いていたネクタイを使ってアニキの腕を縛り上げた。 怒りとか観喜とか、頭の中にいたのは欲望だらけの自分。 今この目の前のパートナーを自分の手でとろとろにしたかった。 「なむ、っなむすッ !♡ も、゙、ゆるして、ぇ ゙ッ♡あ ゙、ぅッ♡♡」 「なにを、ですか?俺と一緒にいたいってだけのことで、ぜんぶ、犠牲にしたこと? それならもういいです。今は、俺のことだけ見てて…ッ!」 「お ゙ッぁ、だめ、ッ ゙ ♡はげし、ッも、やぁ ゙ッ ゙♡♡」 痛みと快楽に耐性のない身体が忙しなく震える。きついナカを分からせるみたいに何度も腰を打ちつけて、自分の汚い欲がぐるぐる脳みそを駆け巡った。 「あ ゙っ、も、イく、いくからぁ ゙ッ !♡ ん ぅ ゙ッ、お、゙♡♡」 「…は、その顔やっば…♡」 奥を激しく押し続けると小さくなった体が強くはねる。 限界が近いらしい。可愛いな なんて単純な思考に覆い潰されて、それ以上に馬鹿な自分にまた笑った。 「はッ ゙♡あ、゙だめ ッ ゙♡だめ、いく ゙…ッ ♡ ひ、ん〜〜〜ぅッ ゙ ッ゙♡♡」 「あ ゙ 〜〜.....ッ ...♡ふ、きつ...♡」 絶頂と同時に腰がそり上がり足がガクガク慄く。すっかり力の抜けた身体に手をそえると、彼が不思議そうな蕩けた表情でこちらを見てきた。 「え、なに... もう終わりだと思ったんですか?」 _______あは、可愛い。 ーー 「おはようございますアニキ」 「.....ん、゙?」 「うわすご、ホントタフですよね。 なんでその状態で起き上がれるんですか」 あれから大体2時間たった。その首元に大量につけられた噛み跡やキスマークが痛々しいが、前よりはすっとマシそうだ。 「...怒ってんの?」 「え?」 「…俺は、お前となら死んでもいい。 お前は嫌なのか」 うつむいたままそう言われた。細い声でそんな大事なことを言われても。 少し乱れた髪の毛を撫でるとその体がびくりと跳ねる。 目を見たかった。 「アニキが俺で良いのか、それが不安だったんですよ。ずっと離れられなくて、苦しくないんですか」 そう。ずっと一緒。一生薬漬けになっているようなものだ。アニキが苦しいのは俺だって嫌だ。 何かを決心したかのようにこちらを見上げると、その瞳が大きく揺れていた。 「ライブだって付きあいだって上手いことやる。今日の、その、セックスだって。 びっくりはしたけど嫌じゃなかった。」 「...ほんとに? ...アニキは、どこにも行かないでくれます?」 「ああ。」 ぎゅうと握りしめられた手を取り両手で包み込んで、強く身体を抱きしめるとやっと分かった。 サノスには、俺しかいないんだって。 「俺以外見ないで、離れないで。この約束、一生分ですよ。」 「わかった。もう、どこにも行かない」 ______好き、すき、好き。 強く背にまわした手は、もう二度と解けない。 「地獄まで、側にいろ」 2つの平歯車が、噛みあった日。
コメント
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うっへっっへっへっっへへへへへへへマジで好き本当に天才すぎますね?z、
うわぁーめっちゃ好き最高すぎる♡♡
え、えわえ、え、何これめっちゃ好きですほんまに好きですえ、がち最高 ありがとうございますほんまに😇😇💕💕💕💕💕