4.君のせい
宿へと戻ると、俺はひどい目眩を覚え、激しい頭痛で足元がふらつく。
あおい
するとそこに、仕事中のあおいと出くわす。
あおい
水嶋 蒼
あおい
その一連の会話を聞いていたしずくは、違和感を覚えたのか、 あおいに仕事を再開する様に促すと、俺に近づいてくる。
しずく
俺は何も言わずに頷く。
しずく
しずくは俺を部屋に連れて行くと、布団を敷き始める。
水嶋 蒼
しずく
水嶋 蒼
俺が風呂から上がると、飲み物や保冷剤、 体温計などが布団の側に置いてある。
しずく
水嶋 蒼
俺が布団に崩れ落ちると、しずくもそれに合わせるように座り込む。
しずく
水嶋 蒼
しずくは俺に近寄ると、俺の額に触れる。
指先からほのかな熱が広がる。
ほんの少し顔をしかめた後、コツン、としずくの額と俺の額が重なる。
水嶋 蒼
優しく心地よいしずくの香りが鼻腔をくすぐり、 白銀色のポニーテールがふわりと揺れる。
思わぬスキンシップに俺の頬が微かに火照る。
しずく
しずく
しずくはそう言って青い瞳を揺らす。
水嶋 蒼
俺は慌てて視線を逸らすと、無愛想にそう返した。
しずく
しずくは額を離すと、優しく微笑む。
水嶋 蒼
しずく
水嶋 蒼
しずく
水嶋 蒼
しずく
そう言ってしずくは部屋から去っていった。
水嶋 蒼
続く
コメント
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しすぐ可愛ええ……() いや、、、みんな可愛い☆